禍々しささえ漂う
チョッパー&ボバーモデル
元々完成度が高いファクトリーカスタムモデル XL1200X フォーティーエイトだが、ここまで雰囲気の違う姿にできるのかと凝視してしまうほどの一台が現れた。一見ノーマルかと思えるクロームワークスのエキゾーストはニュートラルな印象だが、それ以外のディテールはすべて強烈。
タンクをマウントアップしてイグニッションをエンジン左側に移設し、チョッパー風なスタイルを生み出すところは他のカスタム フォーティーエイトでも見受けられるが、リアフェンダーのチョップに加え、牢獄をほうふつさせるラフクラフト製ヘッドライトカバー&スモールヘッドライトは、その佇まいに個性が宿るフォーティーエイト本来の雰囲気すら塗り替えてしまっている。そう、何か異形の乗り物であるかのように。
BURN!H-Dスポーツにてサンダーマックス チューニングが施され、さらにリアにはオーリンズ S36DR1が備わるなど、ライディングにも手が加えられるこの一台。ハイウェイで背後から迫ってこられたら、間違いなく道を譲ってしまうことだろう。
カスタムの詳細をチェック!
ラフクラフト ヘッドライトカバー
コンパクトなサイズのタイプも揃える格子デザインが特徴的なヘッドライトカバー。そのフロントマスクのインパクトたるや!
デイトナ ワイドドラッグバー
まるでビンテージのブリティッシュバイクを思い描かせるシルエットのハンドルバー。ライザーはRSD製。
タンクのマウントアップ
専用ステーでフロント部分を持ち上げ、イグニッションおよび配線を移設してタンク下の無駄をなくした。グラフィックは千葉・松戸のべガスで。
ハーレー純正 スプリングソロシート
シート下にスプリングが仕込まれたクラシカルなディテールが特徴のソロシート。黒いボディのアクセントにもなっている。
ノーマルフェンダーをカッティング
チョッパーライクなシルエットを生むショートフェンダー。カッティングを手がけたのはH-D知立(愛知・知立)だそう。
オーリンズ S36DR1
リザーバーのないシンプルなモデルながら、人気のS36Eをしのぐ減衰特性を発揮するハイエンドモデル。