ハーレーライフを楽しむうえで欠かせないのがカスタム。当サイト Virgin-HARLEY.com でもカスタムにカテゴライズされるコンテンツはすべからく人気が高いです。HOTBIKE Japan.com に至っては“ハーレーカスタム ウェブマガジン”なるキャッチでひとつの媒体として成立しているほど。No Custom, No Life …… ってたとえが古いですか。
閑話休題。
ひとくちにカスタムといっても、スタイルは千差万別。なかでもハーレーのカスタムで頂点に君臨するのは“チョッパー”にほかなりません。雑誌HOTBIKE Japan の記事を掲載している フルカスタム でも、主たるスタイルはチョッパー。現行モデルを見ても分かるとおり、ハーレーは古き良き時代のヴィンテージルックをそのままに進化してきたモーターサイクルです、往年のスタイルへの回顧とも言えるチョッパーカスタムが王道なのは説明不要でしょう。
そんななか、BMW BIKES 編集部 つっちーと話題になったのが カフェレーサー というスタイル。カフェレーサーについて、よろしければ吉村誠也さんの連載コラム 「バイク乗りの勘所」 Vol.07 カフェにバイク、バイクでカフェ (MOTO-RIDEにて掲載)をご一読ください。
ざっくりまとめちゃうと、「それぞれの街にあるカフェからカフェまでをコースとし、誰が一番速いかを競ったイギリスのバイク乗りによるストリートファイト」がこの文化の起源。ネイキッドバイクを当時のレーサーのようにカスタムするのがカッコいいとされ、セパハンにバックステップが基本の前屈スタイルが主流。日本では、YAMAHA SR400 をはじめ、ヴィンテージルックのネイキッドモデルをこのカフェレーサースタイルにカスタムする文化が存在します。
そのカフェレーサー カスタムをハーレー (特にスポーツスター) に取り入れようという方がもちろんいらっしゃいまして。カスタムの主流とまではいっていませんが、Google や Yahoo! Japan といった検索エンジンで「ハーレー カフェレーサー」または「スポーツスター カフェレーサー」と入力される方もいらっしゃるようで、有り難いことに過去、ワタクシめがアップした編集部ブログ 「カフェレーサー時代の到来?」 が引っかかったりして、そこからバイクブロスにお越しいただいたユーザーさんが少なくない、というところが、BIKES 編集部 つっちーとの話に及んだのです。
確かに過去、Virgin-HARLEY.com でもカフェレーサー スタイルのカスタム スポーツスターを何台かご紹介しておりました。
アメリカのバイクにイギリスのスタイルを……なーんてヒネくれたことは申しません。 ほら、ご覧のとおり、カッコよくキマっております。 流行や時代に左右されない普遍のスタイルであるからか、スポーツスターに取り入れても違和感なくフィットするのでしょう。ライディングフォームがややキツくなるでしょうが、そこはカスタム車両に乗るオーナーの宿命、“ヤセがまん”で乗り越えるほかありません。
改めてカフェレーサーとそのライダーの姿を見ると、タンクに覆いかぶさるように乗るその姿は、率直に“カッコいい”って思えますね。このスタイルが主流となるかどうかは分かりませんが、カスタムスタイルのひとつとして台頭してくると面白いなぁ、と勝手な夢想をする今日この頃でした。