110年という節目を迎えたハーレーダビッドソンし
壮大な歴史の始まりを告げるビッグイベント
『WELCOME HOME』(ようこそ、我が家へ)――。
ミルウォーキーの街に入ると、あらゆる場所や道ゆく人が、この言葉を刻んだポスターを掲げていた。110年前にこの街で産声をあげたハーレーダビッドソンにとって、ここミルウォーキーは我が家にほかならない。米ハーレーダビッドソン モーターカンパニー社は節目となる2013年、ブラジルやイタリア、南アフリカ、マレーシアなど世界各地でアニバーサリーイベントを行い、同年8月29日から31日までの3日間、聖地ミルウォーキーにて集大成を迎えることとした。
ヨーロッパや南米、アジア、アフリカなど各国からハーレーライダーが約束の地へと集まってくる。その数は数万台にもおよび、ミルウォーキーの中心に位置するハーレーダビッドソン ミュージアムの広場は世界中のハーレーダビッドソンで埋め尽くされ、入りきらなかったバイクが周辺の道路にあふれかえるほどだった。この3日間のミルウォーキーは、まさしく“ハーレーダビッドソンの街”と化していた。
“これまでの110年の歴史”を愛しみつつも、“これからの歴史”に輝かしい希望を抱かせてくれたHARLEY-DAVIDSON 110th Anniversary Celebration。決して日本では体験しえない現地の熱情を、ムービーを含んだ渾身のレポートでお届けしよう。