アメリカがアメリカだった頃へ
最高水準のブランドとして
ホットロッドカルチャーの黎明期である1930年代に登場したモータースポーツブランド Clay Smith Cams。葉巻をくわえたスモーキングウッドペッカーをキャラクターに人気を博し、古き良き時代のアメリカを象徴する存在とまで言われるようになった同ブランドがこうして日本で広がりを見せることに、ハーレーダビッドソンに乗る私たちとしては深い縁を感じずにはいられない。
そんなClay Smithが掲げるテーマは“CLASSIC”。カスタムカルチャー全盛期と言われる1970~1980年代のアメリカの情景を彩ったClay Smithが今一度、原点回帰を果たそうというのだ。またこのCLASSICには、伝統や古典といった表現のほかに最高水準という意味も含まれており、ビンテージテイストを蘇らせつつも品質の高いものを手がけて新時代に挑もうというオリオンエースの姿勢の表れでもある。
パープル×ピンクのカラーリングがまぶしいレーシングジャケット『SPEEDER』は、往年のカーレースのシーンをほうふつさせるモデルだ。2本のWラインにスピードメーターをモチーフとするワッペンがその雰囲気を醸し出しており、そして背中ではクラシカルな色づかいのウッドペッカーが睨みをきかせている。ハーレーに乗る者ならば、このバックショットは見逃せまい。
もう一着の人気モデル『BADASS』は、1930年代のクラシカルなカラーリングとデザインでまとめられる。独特の風合いにVチェッカーとウッドペッカーという組み合わせは、過去に同じエンブレムを描いていたスポーツスターとも見事にマッチする。防寒を考慮しつつもアグレッシブでありたいライダーにぴったりなモデルと言えよう。