圧倒的な存在感。そして圧倒的な加速感。神戸の街や、ニュータウンの風景にも溶け込むたたずまい。そして吹っ飛ぶように走り出す様はまさに「モンスタードラッガー」。だけどどこか不完全なところがあって、そこが「馬」っぽくていい。
コーナリングで一気に切り込まないとハンドルのセルフステアがついてこない。
千鳥走行も慣れないとちょっと重い。
あと、全体的に「重い」ですね。取り回しに慣れるまでは結構つらかった。
マシンとしての完成度を求めるなら国産でしょう。性能だけならもっと上いくマシンは山ほどあります。でもこの「馬」もあまりある力を秘めています。人と比較するのではなくただ満足や幸福を味わいたければこの「馬」は最高です。力強くあり、そして走りながらこちらに話しかけてきますよ。声が聞こえるようになったら、間違いなく愛機ではなく愛馬になります。私はこいつと話し合いながらぶっ飛ばせるオヤジになりたい、そう思わせる「馬」です。
XL883R
なんとなく。