第1回 さて。先ず何から始めよう。
掲載日/2011年08月10日
今後は分りませんが、こちらでゼミをする方たちは、皆何かしらの文章を書く事を生業としている方々かと思います。自分は、文章を書くのは“ド”がつく素人で、オートバイのシートを作る事が本業です。そこへ何故かVirgin-HARLEY編集Jからゼミの依頼がありました。
今後は分りませんが、こちらでゼミをする方たちは、皆何かしらの文章を書く事を生業としている方々かと思います。自分は、文章を書くのは“ド”がつく素人で、オートバイのシートを作る事が本業です。そこへ何故かVirgin-HARLEY編集Jからゼミの依頼がありました。
前回、何から始めようかとノープランだったのだが、「まー、2回目あたりは定番の足つきの話かな?」と簡単に考えていた。その話ならいつもの調子でサクサクと書けるだろうという目算もあった。
うちが創業したのが1976年だから、今年でなんと35年!? これまでK&Hオリジナルとしてたくさんのシートを販売してきたが、外注に頼らず自社で一貫してシートを製作するようになったのは、実はここ10数年の話なのだ。
「ハーレーって何が楽しいの?」という質問に対して、「エンジンがドコドコする!」とか「振動が!」という話を良く耳にする。確かに言い得て妙だ。でも、ドコドコして振動の良いバイクは他にもある。
最初に言ってしまうと、前回コラム の最後に触れた楽しさの要因のひとつ『とある部分』とは、ホイールの重さのことだ。と言っても、重さだけの問題ではないのだが……。
ジャイロ効果と聞くと、地球コマを思い出し懐かしく思う人もいるだろう。ところが、皆さんが普段乗っているハーレーとジャイロ効果は、切っても切れない深い深い関係があるのだ。