こんにちは! 段々と涼しくなり秋らしくなってきましたね。時々ふと考えるのが、アメリカから帰国してあっという間に2年が経過したということ。かつてアメリカでコラムを書いていたときと比べてちゃんと成長したのだろうか? なんて思いふけるメカニック芦田です。メンテナンスコラムも第5回を迎えました! それではいってみましょう!
今回は特に大きなトラブルというわけではなく、見たまんま、リアフェンダーに外装ダメージがあります。一番ポピュラーな修理方法としては板金修理が多いかと思いますが、今回は比較的予算も抑えられて、外観を損なわない修理方法をご紹介! “修理”と言うより“カスタム”と言った方が正しいかもしれません。
外装ダメージを受けたとき、まず最初に思い浮かぶのは「恐怖の高額負担」! アッセンブリー交換、板金補修、軽度のスクラッチであれば比較的簡易方法で補修が可能ですが、凹んだり変形した物に関しては一気に費用が跳ね上がります。そこでご紹介するのが、「被せ物をしてしまう補修(と言えるのか?)方法」! アメリカでは凹んだ部分に貼る専用のユニークなステッカー等もありますが、今回のようなケースはいきなり交換するのではなく、うまく費用を抑えてみるのがミソです!
今回のダメージでは、プライムまで剥がれて金属部分が一部露出していました。このような場合、カバーで被せても内部のサビは進行してしまいます。穴あけした際にも金属部分が出てしまっているので、ブラッシングして脱脂した後にタッチペンにて防錆処理をしておきます。こうすることによって、長年に渡って愛すべきリアフェンダーを継続して使用することができるのです。今回のこの知識、皆さんもぜひ参考にしてみてください!
広畑日産自動車・H-D事業部で経験を積み、25歳のときに「アメリカのディーラーに勤めたい」と単身渡米。アリゾナ、ラスベガスと約2年間におよぶディーラー勤務を経て帰国。現在はH-Dシティ中野店でメカニック主任として活躍中。V-RODでドラッグレースに興じるなど、幅広いハーレーライフの楽しみ方を知っている。