ハードロックスタイルにまとまった
唯一無二のVロッドマッスル
ハーレー唯一の水冷 DOHC ユニット。元々のルーツはレーシングマシン VR1000 である。そう聞くだけだけでも強烈な個性だが、このエンジンを積んだ市販モデルである V-ROD シリーズにあって、特に異彩を放っているのが、この V-ROD マッスルであることに誰も異論はないだろう。オーナーの渡辺さんは、このモデルに一目惚れで購入を決めたと言う。ちなみにそれまでハーレーはおろか、バイクそのものに興味を持ったことは一度もなかったそうである。
「僕はハードロックが大好きなんでね。このマッスルには熱いものを感じたんだよ。でもまだメタル感が足らなかった。だからこうなっちゃったんだ。細かいところは自分でカスタムした部分が多いね。でもそれが楽しいんだ」
渡辺さんは、エアクリーナーカバーの部分にギターのネックストラップを施したり、シートにもモールやラインを接着してカスタムを楽しんでいる。もちろん、機能パーツの取り付けや交換はハーレーダビッドソン タオカ沼津での作業だが、スピーカーの装着やマフラー、各部に施した LED ランプなどの接続はご自身の手作業なのである。
その仕上がりは、なるほどハードロック好きというオーナーの個性が前面に出ている個性的なスタイルだ。本来、オーナーカスタムというのは、このようなバイクのことを指すのかもしれない。
「まだ途中なんだよ。半年も過ぎればまたきっとイメージが変化してくるからね」
笑顔で話すオーナーが印象的だった。
カスタムの詳細をチェック!
メタル好きなのだから、当然グリップもメタル。しかし、キジマ製のヒートデーモン内蔵で手はぬくぬくなのだ。
ハンドルバーも交換したいが、まだ何もパーツが販売されていない。ナビを取り付けてツーリングは快適に。
普通のバイクならガソリンタンクだが、Vロッド系はエアークリーナーカバーである。そのトップには、ギターのネックストラップをあしらったカスタムを施す。これはメーカーやショップではできないオーナーならではのカスタムだ。
本来ハンドルマウント用のスピーカーをノーマルステップ位置に装着した。これも渡辺さんのアイディアである。
小振りなライトカウルに LED を仕込む。メタル感の演出に抜かりなし。
メインキーの場所にエアクリーナー? いやこれはダミーで、中にはメインキーが。
ドライブシャフトプーリーはスケルトン。透明のカバーとなっている。
シートの下やエアクリーナーカバーの下側にも青く光る LED を装着していた。
ステップはフォワードコントロールから、ミッドコントロールに変更されている。アルミビレットで、これは
ハーレーダビッドソン奈良 のオリジナル商品。将来は、バックステップにも挑戦したいと言う。
シートやテールカウルにも、オーナーこだわりのカスタムが施されている。
ナンバープレートサポートはポリッシュされた外観で、個性的だ。
サイレンサーはバンス&ハインズ。ハードロックなのである。
SHOP INFO.
ハーレーダビッドソン タオカ沼津
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