VIRGIN HARLEY |  1999年式 FXSTCフルカスタム

1999年式 FXSTC

  • 掲載日/ 2012年02月09日【フルカスタム】
  • 撮影/磯部 孝夫  執筆/高城 一磨
    本記事は VIRGIN HARLEY vol.12 にて掲載されたものです
1999年式 FXSTCのフルカスタム画像
1999年式 FXSTCのフルカスタム画像

デザインを反映できる
確かな技術から生まれた一台

カスタムベースとして人気の高いソフテイルだが、この1台を見てそのベースモデルをすぐに判別できるだろうか。鮮烈なブルーが眼にまぶしいハイテクデザインのソフテイルで、上質なカスタムを施せばベースモデルの年式など関係なくバイクを魅力的に仕立てる。

ベースはエボの FXSTC ソフテイルカスタムで、注目はタンク及び前後フェンダーに施されたシースルー構造。ランダムにデザインされたパターンをパーツ上に転写し、部分的に打ち抜くことで抜き柄として構成している。とくにフューエルタンクは凝った作りだ。前1/3はタンクとして機能するが、後2/3は抜き柄のカバーが覆い、空洞の内部にメーターをマウントする。

1999年式 FXSTCのフルカスタム画像

1999年式 FXSTCのフルカスタム画像

カスタムの詳細をチェック!

1999年式 FXSTCのフルカスタム画像
サンダーバイクシリーズを使い、アッパーブラケット、ヘッドライト、アンダーブラケットのデザインを統一する。センターにリブを立て、エッジを効かせ、一定のルールの中で作られたフロント周りはクリーンなイメージを生み出す。
1999年式 FXSTCのフルカスタム画像
21 インチのフロントホイール、キャリパー、ディスクローターはすべて OMP 製で揃える。ローターは、ハブ側ではなくリム側にマウントするリムオンタイプで、スポークを介さずリムに直接力が伝わるため、操縦安定性にも寄与する。
1999年式 FXSTCのフルカスタム画像
ショートフロントフェンダーも抜き柄で製作。
1999年式 FXSTCのフルカスタム画像
純正 CV キャブにクリヤキンのファンネルを装着。エンジンはオールブラックペイントに。
1999年式 FXSTCのフルカスタム画像
マフラーはトライジャオリジナルのショートタイプ。上から見ると太いパイプが並び迫力だ。
1999年式 FXSTCのフルカスタム画像
メッツラーの 300 サイズを覆うリアフェンダーには、見応えある抜き柄が。デザインから実作業まで、しっかり手間をかけた迫力を感じる。
1999年式 FXSTCのフルカスタム画像
タンク下のイグニッションコイルカバーも凝った作りだ。ここまでくると、もはやアート。
1999年式 FXSTCのフルカスタム画像
フォワコンにはカスタムテック製をチョイス。
1999年式 FXSTCのフルカスタム画像
ハンドル周りを上から眺めても、かなり楽しい。一体デザインのグリップとハンドルバーに、ハンドルライザー部分はあえてカバーしフォークトップを同じ高さに持ってくるなど、なるほどと思う作りだ。ネスのミラーも効いている。
1999年式 FXSTCのフルカスタム画像
最大の見どころであるフューエルタンク。タンク部分は前1/4ほどで、その後ろは空洞。両サイドをえぐる形で抜き柄のカバーを付ける。
1999年式 FXSTCのフルカスタム画像
空洞のタンク内部にはデジタルメーターとインジケーター類が。ユニークな発想に感心。
1999年式 FXSTCのフルカスタム画像
ベースプレートの上に並ぶ、不揃いのクッション。座り心地は意外にフカフカでであった。
1999年式 FXSTCのフルカスタム画像
シートストッパー代わりのパイプを後ろから見れば、ウインカーとテールランプが埋め込まれている。場所を選ばないLEDならでは。
1999年式 FXSTCのフルカスタム画像
ワンオフで製作したワイドホイール専用スイングアームを装着するために、スイングアームピボット周辺は、シート下からアーチを描くように外へ広がり、スイングアーム下であえてカットするようなデザインに。
SHOP INFO.
住所/大阪府柏原市本郷5-4-18
Tel/072-970-3110
Fax/072-972-6114
営業/10:00~18:00
定休日/第1火曜、水曜

関連する記事

ピックアップ情報