VIRGIN HARLEY |  1996年式 FLSTFフルカスタム

1996年式 FLSTF

  • 掲載日/ 2009年07月17日【フルカスタム】
  • 撮影/磯部 孝夫
    本記事は HOTBIKE japan vol.96 にて掲載されたものです
1996年式 FLSTFのフルカスタム画像
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下品と上品が見事に融合した
フリーウェイ独自のチョッパー

大分市に店を構える「フリーウェイ」代表の水谷研一氏が手掛けるカスタムは、ストックフレームが持つ素性の良さを生かしたスタンダードなチョッパーのイメージが強い。小振りな外装にシャープなシート、ハーネス類の処理に至るまでこだわりに溢れた隙のないチョッパー。それでいて気負いなく、普段の足代わりとしてサラリと使える「走るチョッパー」、それがフリーウェイの代表的なスタイルだ。

ここに紹介する1台は、過去にHOTBIKE japanが取り上げてきたフリーウェイカスタムと一線を画すマシンと言える。ベースはEVOソフテイル。スタンダードというより、エキセントリックな印象を受ける。特筆すべきはリアフェンダーの処理、いやフェンダー自体が存在しないのだ。シートベースのわずかなスペースがフェンダーを兼ね、その周りをぐるりと囲むアーチ状のサポートはテールライトとナンバーマウントのために設置されたものだ。

このマシンのコンセプトは「下品と上品の融合」だという。つまりこのリアフェンダーのアイデアは、水谷流の「下品」なポイントにあたるのだろう。しかし全体のスタイリングを見れば、決してリアエンドが過剰に主張するわけではなく、むしろすっきりとまとめ上げられている。ハイテックに振り過ぎず、程良いニュースクールテイストを醸すこのマシンなら、十分普段の足にも使えるだろう。さらにリアフェンダーの処理のようなポイントとなる個性を与え、マシンを特徴づけるビルダーの手腕。やはりこのカスタムも水谷研一氏のスタイルが貫かれたフリーウェイカスタムなのだ。

1996年式 FLSTFのフルカスタム画像

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イージーライダース製ティラーバーにアレンネスのマスター、そしてグリップはJB製をチョイスした。
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CCIストレッチタンクにスピードメーターをビルドイン。イエローのフレイムスがベースカラーに映える。
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ホットドック製シートがリアフェンダーを兼ねるなど、斬新なアイデア。究極の軽快感だと言える。
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PM製フローティングローターに4ポットキャリパーをダブル装着。見た目のインパクトは強烈なもの。
SHOP INFO.
住所/大分県大分市牧3-12-19
電話番号/097-558-3587
営業時間/8:30~18:00
定休日/毎週月曜・第1第3日曜
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