このマシンのコンセプトは「ビッグツインモデルの特性をフル活用したワインディングマシン」。パワー、ブレーキ性能、旋回性、そして軽量化を含め、速く走るための機能が追及されている。製作はトランプ。このカテゴリーのカスタムはトランプが最も得意とする分野である。
一見するとノーマルモデル。その実、足周りを中心に機能重視のモディファイが加えられている。スプリング変更&ダンパー加工が施されたフロントフォークにリアショックはオーリンズ36E。前後サンダンス製モーリスマグホイールにAPロッキードキャリパー&ミスミフローティングローターを装備。さらに車高を上げることなくバンク角を確保するためにフルチタンマフラーが装着されている。エンジンはストックながらもキャブレターにはHSR42、点火システムはダイナに変更。こられのモディファイにより大幅な軽量化とともに、ストックモデルとは別モノの走りを実現している。
外装はパープルフレイクのペイントのほかに、ショートフェンダー&リアフェンダーのカット加工によりスタイリングを微調整。「とにかくよく走る」というオーナーのスタイルに合わせて、少しずつ必要なカスタムが施されてきたこのマシン。お次はサーキット走行を視野に入れたメニューが待ち構えている。