曰く「シンプルでシックな大人のカスタムで御座います。リアホイールだけクロームでピカピカ、その他はブラックアウト。H150スプリングでフロントを3インチもローダウンしていますが、ハードなスプリングなので底付きはありません。これが大人の選択で御座います」。
NICE! MOTORCYCLE主宰カルロスボヘミアン岡田が手がけた1台、ツインカムダイナカスタム。まずは前後のホイールだが、ストックのダイナに装着されている前後19/16インチのキャストホイールを、フロントは21インチのスポークホイールに変更。リアはH-D純正クロームディッシュホイールに交換されている。そしてオリジナルのH150ローダウンスプリングでフロントを3インチローダウン。リアも11インチショックで下げている。前後の大幅なローダウンがこのマシンのキモとなっている。
さらにブラックアウトされたモーターがソリッドな印象のベースマシンを、そしてオリジナルのブラックスリムドラッグバーセットとスリムシート、ショートボブフェンダーでダイナのイメージを一新。NICE!の十八番であるチョッパーライクなスタイリングを実現している。カラーリングは1977年式FXSローライダーのような、少し青みがかかったシルバーをイメージしてペイント。ブラックのピンラインにバー&シールドをあしらった控えめなデザインは、まるで純正モデルのようだ。このあたりもボヘミアンらしいアプローチと言える。
チョッパー製作にかけ、尋常ならぬ情熱を注ぎ込む百戦錬磨のカルロスボヘミアン岡田。ボリューム感溢れるツインカムダイナも、ご覧の通りの仕上がりだ。年中無休で連日連夜、NICE!第7サティアンで生み出されるプロダクツが、そのすべてを物語っている。