毎年、メーカーカスタムの代表的なモデルとしてラインナップが続く CVO シリーズ。数少ない限定販売のため、ど
の年式も希少価値が高く、そのハデなルックスも大きな特徴である。オーナーである筋野洋一さんのストリートグライドもそんな1台である。納車は2011年6月だが、半年乗って現在のバガースタイルにカスタムしたという。
FLHX が登場するとほぼ同時に FL 系カスタムの新たな主流となっていったバガースタイル。かつて、ツーリングモデルをこれほどスポーティに表現できたことはなかった。バガースタイルは、補器類の追加でゴージャスに演出していく従来のツーリング系カスタムと違い、流れるようなフォルムとカラーリングで勝負する。筋野さんは、ベース車の美しいカラーリングを生かしてサドルバッグやフロントフェンダー、ヒートガードなどにも同様の塗装を行い、SE2 というモデルの個性を損なうことなく、見事なカスタムを作り上げたのだ。
「最初は娘とタンデムしたくて乗り出したハーレー。今はソロの仕様ですが、この夏までには、またタンデムできるようにカスタムを進化させる予定です」
と、楽しげに話してくれた筋野さん。手がけたハーレーダビッソンシティ川越としても初となるバガースタイルカスタムは、この先どこまで進化していくのだろう。