所在地/大阪府在住 職業/会社員 / 38歳
これまで KAWASAKI GPZ900R などスーパースポーツを乗りついでたどり着いたスポーツスター XL883。“バイクらしいスタイル”と“空冷ツイン”という2点を満たしていることから、ハーレーに乗るならスポーツスターと決めていました。カスタムはもちろん TRAMP CYCLE 。現行モデルをスタイリッシュに決めてくれるのはここしかないと、お願いした次第です。
ファッションについては“バイクありき”という考え方です。今は全体的に車高を上げてバンク角を確保したワインディング仕様で、ツーリングというよりはもっぱら街乗りスタイルですね。なので、がっつり走るときはフルフェイスを、ゆるく街を流すときはジェッペルを、という感じで、服装も自然な感じにしています。特に“まとめる”ということを意識はしていませんが……どうですかね(笑)。
バイクは一見するとシンプルカスタムのようですが、よ~く見ればガッツリ手が入っていますねぇ。足元にはミスミエンジニアリングのビレットホイールが、そして要所要所をブラックアウトしたコーディネートと、分かるヤツには分かるカスタマイズでカッコいいですねぇ。さてオーナーのファッションですが……“こんな軽装でバイクに乗ってるんじゃないよ”って声も聞こえてきそうですが、眉をつり上げてガンガン峠を攻めるわけじゃない、「ゆる~い街乗りならこんなファッションでもありじゃないか」といった感想を抱くまとまり方です。
和柄のシャツに、シンプルな5ポケットのジーンズで足元はエンジニアブーツ。シャツのサイズ感はバッチリなんですが、和柄人気がブームとなったのはひと昔前のことで、今は下火。トレンドを考えると古臭い印象はありますね。特に私が東京に住んでいるからなんでしょうが、関西ではまだアリなのか? 関東と関西じゃ好む(売れ筋)アイテムが違うので、これは関東圏の感想として聞き流してください。
あとはボトムスのレングスが短いかな。バックスタイルの写真を見ると、踵が思いっきり見えていますよね。これでバイクに跨ったらツンツルテンになっちゃいますよ(涙)。あとはポーチですね、スタイリッシュにカスタムされた車両にサドルバッグ類は似合いませんから、こうしたポーチやバッグは欠かせないでしょう。ただちょっとチープな感じがしますね。これだけ愛車に手をかけているので、ファッションアイテムとのバランスにももうひと工夫欲しいところ。アパレル業界の人間のコメントとして受け止めてくださいませ(笑)。
1966年生まれ。大手アパレル会社の企画生産部門に所属していた経験を持ち、独創的なデザインが魅力の商品開発に携わっていた。2000年に新しいチャレンジと、某ラーメン店を立ち上げ、行列ができる店としてメディアの注目を集める存在に。その後、再びアパレル業界への参戦を決意、「Devil Arrow」を開店、現在に至る。愛車はハーレー・スポーツスターXL1200R。
国内外を問わず、常に旬の上質なカジュアルブランドを揃え、流行を意識しながらも決して流行だけを追いかけないこだわりのセレクトアイテムを揃えるショップ。店主がバイク乗りであることから、その乗り方を意識した洋服選びをしている稀有な存在と言える。
【現在、店舗休業中にてウェブサイトのみで営業中】