所在地/東京都在住 職業/ヘア&メイクアップアーティスト
最近はツーリングも街乗りも両方楽しみながら乗っていますが、ちょっと前までは九州や四国、関西、東北と、興味が沸いた場所があればすぐに愛車を駆って走っていくツーリングライダーでしたね。ただ、最近はバイクを神奈川の実家に置いているので乗る頻度は少なくなっていますが、今でもまとまった休みが取れれば日本のどこへでも走って行っちゃいますよ!
ファッションについては、以前だとバイクに乗ることを意識しすぎてバイカーズファッションといった感じになっていましたが、最近はもう少し自然体でバイクと向き合いたいと思うようになり、普段着で乗っちゃうようにしています。女子であること、そして仕事柄というのもあって、ライダーであってもやっぱり女の子は可愛くなくちゃ! と思うんです。それが最近の服装につながっていますね。
皆様、はじめまして。JOHNNY ANGEL COLLECTIONの眞木と申します。ハーレー業界では新参者にも関わらず、このようなページでファッションを語るのはいささか恐縮しているのですが……この業界とファッションがより密接になれればと、僭越ながら思っておる次第です。どうかよろしくお願い致します。
さて、今回のモデルであられる鎌田 順子さんなのですが、雑誌の表紙にインタビューにと、バージンハーレー読者ならお馴染みの人物ですよね。早速、ファッションチェック……と思いきや、この方、ほぼパーフェクトで御座います! 使い古された言葉かもしれませんが、“人馬一体”とは、まさにこの方のことではないでしょうか。ご自身の体型を良く理解されているのでしょう、サイズ感やカラーバランスなどまったく問題ありません。アイテムチョイスに関しても、トップスに色の薄いデニムシャツ&インディアンジュエリー、足下にはパンツとのバランスをとったショートウェスタンブーツをチョイス。全体に土臭さを醸しながら、ボトムに柄が施されたチノで女性らしさとカジュアルさを取り入れるなど、バランスの良い素晴らしいコーデです。
彼女のファッションポイントで出てくるキーワード、それは“引き算”です。愛車の FX SHOVEL をご覧ください、個性的なペイントが施されたタンクと存在感がある一台ですが、鎌田さんは車両をベースとした“引き算ファッション”で引き立てているとお見受けします。日ごろハーレー乗りのファッションを拝見していると、「好きなものをすべて取り入れる」傾向が見られます。ただそのひとつひとつが個性的なため、トータルで見ると100点を超えてしまっているように感じます。例えば、全身に柄が施されたTシャツにダメージが存分に入ったデニム、バックポケットには派手な刺繍、ベルトはチャンピオンベルトかと思うような重量感があるバックルなどなど、これだけでも100点オーバーとなっちゃいますよね。ですので、僕としてはトータルで考えた際、どれか1点だけを主役に選び、そのアイテムを活かすコーディネートをオススメしています。
そういう点から見ても、今回の鎌田さんのコーディネートは、女性はもちろん男性にとっても参考になる“引き算ファッション”の良いお手本だと思います。
1976年生まれ。20歳に大阪・アメリカ村のショウザンビル内にあるヴィンテージショップにて勤務。その後、JOHNNY ANGEL COLLECTION に就職、現在に至る。元RED HOT CHILI PEPPERS のギタリスト JOHN FRUSCIANTE を敬愛するコアな人物。愛車は、TRAMP CYCLE で購入した ハーレーダビッドソン 2004 スポーツスター XL883。
“進化するアメカジ”をコンセプトに、アメリカを中心とした海外の旬で話題性のあるハイエンドなアイテムをリアルタイムでセレクトするショップ。さまざまなテイストを取り入れた、独自のスタイルを提案しているのが特徴的。
住所/大阪市中央区東心斎橋1-9-23大商ビル1F
Tel/06-6253-0909