せっかくハーレーというカッコいいバイクに乗っているのだから、ファッションもカッコよく決めておきたい。もちろん好みは人それぞれだが、そのお洒落のなかに“バイク乗りならでは”の薫り漂うアイテムが入っていたら言うことはない。そこで選択肢として出てくるのが、アメリカンカルチャーにまつわる歴史的背景をデザインとして取り込んだウェアだろう。今回紹介する SPEED ADDICT の２つのＴシャツは、そうした文化を取り入れたオリジナルシャツだ。
まずはライダーが水平に乗っているキッチュなイラストが入った「ハログレ スピード アディクト T-shirt」。「スピード依存症」、「スピード中毒」を意味するタイトルを掲げる一着で、イラストタッチからフォントのチョイスまで遊び心に満ちた仕上がりになっている。デザインベースとしたのは1948年、アメリカ・ユタ州にある塩湖平原「ボンネビル・ソルトフラッツ」において世界最速に挑戦したレーサー Rollie Free のインパクト大な写真。イラストの向こうに見える文化を嗅ぎ取れるのは、ライダー以外におるまい。
そしてねじれたスパークプラグをデザインとする「THE HELMET UNDERGROUND 1st T-shirt OATMEAL」の元となっているのは、60年代から70年代にかけてアメリカのロックシーンを席巻したバンド「The Velvet Underground」のレコードジャケット“バナナの絵”。手がけたのはご存知アメリカ・ポップアート界の伝説アンディ・ウォーホル。音楽に芸術、そしてモーターサイクルと、新しい世界に向けてエネルギッシュに躍動していた当時のアメリカ文化を見事にミックスさせたデザインとされる。皆さんのお好みはどれだろうか、ぜひ気になる一着を身にまとって“ドヤ顔”でタウンユースを愉しんで欲しい。
