2006年、ウエスコやラングリッツと同じオレゴン州ポートランドで立ち上げられたワークウエアブランド「SHIP JOHN(シップジョン)」。Made in USAにこだわった質実剛健のワークウエアは、その丁寧な作り込みと高い耐久性により、世界中に多くのファンを抱えている。今回は、そんなシップジョンのレザーアイテムを製作しているジョー・タオルミーナに話を伺った。
「シップジョンに入社したのは今から4年前の2019年です。シップジョンのレザーアイテムはすべて私が製作しています。加えて、レザーアイテムやウエアの生産に必要な素材の発注なども手掛けています。以前は額縁を作る職人を約10年、皮革メーカーで3年ほど革の取り扱いを学び、その後シップジョンで働くようになりました。革を扱うことは本当に楽しいです。革の経年変化や、使い込むうちに現れるパティナを見るのも大好きです。革の色や艶にはぞれぞれのストーリーがあり、その革がヤレていればヤレているほど魅力を感じます」
そう話すジョーが愛用しているウエスコはカスタムされたパッカーで、今から3年半ほど前に手に入れたものだという。バイクは所有したことがないという彼であるが、オールドのBMWなどに興味があり、バイクに乗ってみたいという気持ちが日々増しているという。シップジョンでの仕事のやりがいは、カスタマーからの感謝の言葉をいただくことで、いかにシップジョンのアイテムが愛されているのかを知り、そしてカスタマーの生活の一部になっていることを目の当たりにすることに大きな幸せを感じているという。
「ほぼ毎日、このブリティッシュタンカラーのパッカーを履いています。はじめて手に入れたウエスコブーツがこのパッカーで、箱から出して足を入れた瞬間から、その履き心地の良さに感動を覚えました。どこに行くのも、なにをするにもこのパッカーを履いています、もちろん一年中です。私の故郷と同じ、パシフィック・ノースウエストで100年以上に渡り、品質を保ち続けているウエスコブーツは、格別の安心感があります。私はこのパッカーをすごく気に入っているので、もう一足同じモデルを手に入れたいと思っています」