ホースハイドを使用した
日本限定の特別なモデル
ウエスコジャパンの運営を行うサイクルマンが創業20周年を迎えることを記念してジャパンリミテッドモデルとなる「VINTAGE RIDING BOOTS」が発表された。このモデルは1950年代当時のバイカーが、ハーレーダビッドソンの純正P&Aとして販売されていた「Chain Spots」を使用し、自らカスタムしたVINTAGE RIDING BOOTSがイメージソースとなっている。使用される革はイタリアで鞣された腰のある極厚ホースハイドでバイクライドにも十分に耐えうる耐久性を備え、アタリがついてくれば、いわゆる茶芯の経年変化を愉しむことができる。
そしてこのVINTAGE RIDING BOOTS最大の見せ場は、ストラップに打ち込まれたスタッズだ。Chain Spotsのディテイルを再現するため、型から起こして日本国内で製作され、さらにオリジナルのアップデイトまでもが施された逸品に仕上げられている。このスタッズはブーツ完成後にウエスコジャパンにて手作業で打ち込まれることになっている。またストラップ先端の裏面にはcyclemanロゴが刻印されている点も隠れたポイントと言える。バックルはブーツに対して順反りとなるスチールローラーバックルを採用し、ヴァンプとカウンターはビンテージブーツのディテイルとなるトリプルステッチで仕上げられている。
つま先は芯材を取り除いたソフト・トウを採用。これにより、履き込むうちにつま先のシルエットがオリジナルモデルに近いフラットな形状に変化し、なんとも言えない魅力的なフォルムとなる。シャフト正面にはウエスコのビンテージロゴを刻印。バックステイ下部にはVステッチが追加され、背面上部のループはビンテージモデルと同様に取り除かれている。今回用意されるモデルはスタンダードな11インチハイトと、ロングモデルの16インチハイトという2モデルとなっている。バイクライドを考えれば、膝下をすべてカバーしてくれる16インチハイトがオススメ。ふくらはぎのホールド感が絶品なのだ。今回発表されたVINTAGE RIDING BOOTSは、まさにサイクルマンの創業20周年にふさわしい渾身のジャパンリミテッドモデルと言える数多くのディテイルを備えた特別なブーツと言えるだろう。