排気量1,340ccエヴォリューションを搭載したソフテイルカスタムをベースに、もはや原型が分からないほどチョップされたフルカスタムマシン。手がけたのは兵庫県三木市に居を構えるDYNA auto industries (ダイナオートインダストリーズ)。「オールドスクール風カスタムに仕上げたかった」というオーナーの希望どおりのスタイルを手に入れている。
ソフテイルカスタム本来の大柄なパーツをすべて取り外し、マスタングタンクにサドルシートといった王道パーツをチョイス。フロントフェンダーはあっさりと捨て去り、リアにはタイヤのラインにぴったり合うショートフェンダーをワンオフ装着。その雰囲気に合わせてトランペットマフラーを2本出しとし、クロームの輝きを持たせつつタンクとフェンダーをブルー地にシルバーのフレイムスでフィニッシュ。ソフテイルカスタム本来の力強さはそのままに、無駄を削ぎ落したビンテージ感あふれる一台が仕上がった。
現時点のスタイルに満足しているというオーナー、まだ次のカスタムプランは浮かんでいないそうだが、確かにひとつの完成形にたどり着いた印象が強い。今日も兵庫の奥地を気持ち良く駆け抜ける姿が目に浮かぶようだ。