’70sチョッパースタイルながら
走りを意識したローライダー
日本では今なお絶大な人気を誇るローライダー。どんな方向性のカスタムでも寛容に受け入れてくれるベースモデルとしても重宝されており、本モデルのオーナー Takaさんも自身のハーレーライフに合う姿へとバランスよくカスタムしている。
1977年に登場した初代ローライダーへの憧憬からか、各部にはビンテージルックなカスタムパーツが配されており、そこに8インチというストレートライザーで持ち上げられたハンドルバーが重なって、’70s チョッパースタイルのような印象を与える。
ここまでならスタンダードなビンテージカスタムだが、彼のローライダー カスタムはそこにとどまらない。実は6速ミッションを組み込んでハイウェイ走行の能力を一気にアップ、もちろん吸排気も専門のショップ――一国サイクルワークスが手がけているのでベストセッティングとされる。リアにはグリップ力の高いダンロップ K300GPが履かれており、’90年代モデルと見くびって高速で競り合おうものなら、その伸び具合に驚かされることだろう。
「現行モデルの人たちとツーリングに行くことが多いので」というTakaさんらしいスタイルに仕上がったローライダー。その絶妙なバランス感覚によるカスタムに脱帽するばかりだ。
カスタムの詳細をチェック!
TRAMP CYCLE バブルヘッドライトレンズ
ハーレーの表情をビンテージルックに一変させるアイテム。イエローというカラーが黒い車体を際立たせる。
8インチ ストレートライザー& H-D純正ハンドルバー
チョッパーライクな印象を強めるうずたかく持ち上げられたバー。ライディングフォームはかなりロック。
かつての愛車を再現した オリジナルペイント
以前乗っていたスポーツスターのデザインを取り入れたいと、シンプルながらオリジナルの塗装を施した。
HOT-DOCK製 ST-002DT
スタイルはキング&クイーン型ながら、ローライダーをより妖艶に見せるシャープなシルエットが魅力的。
ネオファクトリー製 デュオグライドテールライト
1950年代の名車FLHデュオグライドの名を受け継ぐテールライト。やはりリアエンドの見せ方は重要。
スーパートラップ製 エキゾースト ポールヤフィー
独特なシルエットと強烈なサウンドが特徴的なフルエキ。モダンなデザインながら車体のイメージにマッチする。
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