ビューエルをはじめ、さまざまなバイクを乗り継いだ後、このスポーツスターにたどり着いたオーナー。元々自分でバイクをイジる楽しさを知っていることから、購入以来友人宅のガレージなどで“チョッパースタイル”をテーマに着々とカスタムを進めてきた。
ロングフォークやチェーンドライブ化は、兵庫・神戸のカスタムショップ Nice!Motorcycle のドン ボヘミアン岡田氏によるもので、そこに自作のシーシーバーや FORK のポイントカバーなど、オーナーの好みや使用用途に合わせたカスタムが付け加えられてきた。
しかし、自身の手で進めてきたカスタムに「限界を感じた」(オーナー談)ことから、現在居を構える神奈川からほど近いカスタムショップ HIDE MOTORCYCLE へと駆け込み、フューエルタンクのワンオフ製作&塗装、メーターやコイル、イグニッションの移設、そしてシーシーバーとのマッチングが申し分ないオリジナルシートなどをワンパッケージでオーダー、この姿へとたどり着いた。
「やっぱりカスタムビルダーが手を入れると、それまでの雰囲気まで変わっちゃいますね。改めてカスタムの難しさを感じました」
とのことだが、オーナー自身がイメージを固め、下地を整えてきたからこそ、プラスアルファが際立った一台に昇華したと言える。04年式以降のスポーツスターカスタムに限界を感じている方には参考にして欲しいスタイルだ。