オーナーの穏やかなキャラとは裏腹に
レーシーに仕上がった攻撃的スポーツ
そう語るのはオーナーの清美さん。しかし、女性がこのスポーツスターで現れたら驚きとともに声をかけたくもなるというもの。ショップに頼らずご主人の手でここまで昇華した一台、面構えから何から、すべてが攻撃的である。
かつてスポーツスターカップと呼ばれるレースが盛んだった2000年初期、その模様を目にした清美さんのご主人はスポーツスターというバイクに興味を持ち、すぐに新車の XL1200C を購入。9年という月日を経て、ここまでの姿へとカスタマイズした。国産バイク用のミリバーにミスミ製5スポークホイール、バックステップ、オーリンズのリザーバー付ショックアブソーバー、リア18インチ化と、枚挙に暇がないほど見どころが多いスポーツスターだ。
現在、ご主人は XR1200X に乗り換え、ワインディングにツーリングにサーキットにと、あらゆるシチュエーションを楽しむ日々を送っているそう。そして本車両のオーナーは、「このタンクペイントに仕上げられたので満足しています」と、現状維持の方向のよう。それにしても、実にレーシーな一台、感心するばかりである。
カスタムの詳細をチェック!
国産バイク用 汎用ビキニカウル
ノーマルのヘッドライトが割れてしまったことを機に、ヘッドライトごと交換した。バイクの表情がガラっと変わっている。
国産バイク用 汎用ハンドルバー
握り込みやポジションなどを考慮し、国産スポーツバイク用ハンドルバーに。メーターステーは、マフラーステーだそう。
NAK.HAYS Speed オリジナルペイント
米ロックミュージシャン、スティーブ・ヴァイのシグネチャーモデルをフルペイント。手がけたのはペインター 中島早人さん。
全体のなかでも特にヴィンテージ感を醸し出しているのがここ。カスタムシートにはない独特のフォルムが変化を出す。
純正フェンダーをカットした ボバータイプリアフェンダー
カットされたフェンダーをネットオークションにて入手。テールランプもH-D純正品か? コンパクトなリアエンドが好印象。
フロント19インチ/リア18インチという組み合わせを実現。アルミ削り出しなので、車体の軽量化にも貢献している。