誰もが憧れるヴィンテージスタイル
その完成度はお見事のひとこと
「手に入れてから４年が経っていますが、走ってコケて修理して……を繰り返していまして、３年以上はバイク屋にいることが多い愛車です（笑）」
そう苦笑いするオーナーのスポーツスター、一見するとそれとは分からないほど姿を変えてしまっている。カスタムのテーマは「脱！アメリカン」だそうで、いわゆるハーレーのマーケットだけを見ていたらあまり見かけない国産系パーツで組み上げられている一台だ。
まずフロントまわりからして異質。カワサキ エリミネーターのビキニカウルを装着し、スズキ GSX100R の倒立フォークに交換。タイヤも18インチに変えて徹底的にライディングの強化を図っている。ハンドルのセパハン化にリアショックの交換、さらに剛性アップを狙ったオーヴァーレーシングのスイングアーム、ビジュアル面ではシートカウルにヤマハ TZR50 のレース用パーツを加工して取り入れるなど、ワインディングを攻めるオーナーの要望すべてを取り込んだ唯一無二のスポーツスターだ。
「スポーツスターだからこその乗り味の楽しさがあります」というオーナーの弁には大いに納得。ただ、老婆心ながら、あまり転ばず乗り続けてあげる方が、オーナーにとっても愛車にとっても良いのでは……。
カスタムの詳細をチェック！
カワサキ エリミネーター用 ビキニカウル
「ほかに付けている人はいない」というヴィンテージ感あるビキニカウル。意外に（？）フィットしているところがスゴい。
スズキ GSX100R 用 倒立フロントフォーク
国産レーサーの倒立フォークを採用して剛性アップ。このパーツをスポーツスターに取り入れようという人は稀だろう。
ヤマハ TZR50 用 シートカウル
「国産スーパースポーツの雰囲気を取り入れたかった」とレース用カウルを装着。シートには低反発素材が入っている。
「みんなが付けているオーリンズはイヤだった」という理由からイギリス製ショックをチョイス。もちろん仕様に不満ナシ。
devil technica 製 カーボンマフラー
カワサキ GPZ900 用のマフラーを加工して装着。意外性とレーサーの雰囲気を好むオーナーらしいパーツチョイス。
オリジナル加工による ナンバーサイドマウント
チェーンドライブカバーの役目も果たしているサイドマウント。クリアランスもギリギリでオーナーお気に入りポイント。
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