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歴史の長さや作りの良さを含め
ウエスコの価値がフェアに評価されるようになってきた

大阪市中央区に店を構えるセレクトショップ「NALU」。ウエスコディーラーでもあるNALUは、バイカーアパレルに特化したショップというわけではなく、店長の木羽孝至さんが本当に納得できる、言うなればストーリーのある上質なアイテムだけを取り扱うこだわりのセレクトショップだ。

その象徴とも言えるのが、1930年代にサンフランシスコのダウンタウンで生まれたレザーガーメントメーカー「Peter’s Tailormade」で、ハンドメイドによる至極のモーターサイクルレザージャケットなどを手掛けている。そんなNALUの木羽店長は、シックスモーターサイクルが製作した1984年式XR1000のダートトラックカスタムを愛車に持つハーレーフリークでもある。

「このXRにはもう10年近く乗ってますね。毎日の通勤や、ちょっとしたツーリングなんかに使ってます。今履いているネイビーラフアウトのロメオはNALUの別注なんです。つま先の形状はMPトウでライニングはネイビーという仕様です。ソールはもともと#1010ソールだったんですが、以前にハニーソールに換えました。また違った雰囲気になって、とても新鮮な印象です」

そしてNALUのスタッフとしてPeter’s Tailormadeを運営している村田敏彦さんは、20年以上もウエスコブーツを履き続けている生粋のフリークで、ショベルスポーツのハードテイルチョッパーを愛車に持つハーレー乗りでもある。

「このウォーレンもそうですが、ウエスコは本当に履きやすく、自分の足のカタチに合っているんだと思います。Peter’sのレザージャケットなどのアイテムは、自分がすべて手作業で作っているんですが、実は靴も作ってみたことがあるんです。ただ靴は本当に難しい。ウエスコの凄さを身をもって実感しています。バイクに乗るときは、ほぼ100%ウエスコを履いています。スニーカーでは足が痛いんです。ウエスコしか履けない、という感じですね。もう体の一部みたいな感じです、ウエスコは……」

最後に、20代前半の時にはじめてウエスコのボスを履いて以来、ウエスコに惚れ込んでいるという木羽店長にウエスコブーツについて伺った。

「私は世界中のいろんなブーツを履いてきたんですが、ウエスコの昔のイメージは、アメリカの珍しいブーツ、というものでした。その後、年を追うごとにブランドとして確立されていったという印象です。つまり、その価値が日本でもフェアに評価されるようになってきた、ということです。歴史の長さ、作りの良さも含めてひとつのカルチャーとして認められるようになってきたとも言えると思います」

取材協力:
NALU

 
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