目指したスタイルは“ストリート&ボバー”。ローダウンしつつも乗りやすくまとめ、ソロでもタンデムでもさまになるスタイルの実現を目指した。カラーリングもブラウン&ブラックというシックなテイストとし、フォルムの美しさを引き立てる大人のカスタムに仕上げている。
タンク加工に2in1マフラー、サイドマウントされたナンバープレートなど HIDE MOTORCYCLE の定番と言っていいカスタムが配されているが、中でも注目すべきはリアエンドのビジュアルだろう。ボバーのテイストを取り入れたフェンダーカットにワンオフ製作のセミダブルシートはフロントからエンドへのラインを美しく形成し、1950~60年代のヴィンテージな雰囲気を醸し出している。
ヒデモらしいスタイルだが、すべて同じじゃない。確かな腕を持つビルダーの手にかかればオーナーのイメージをさらに上回る一台が完成する。高度な作業をいともカンタンにやってのけるあたりは脱帽である。