XL883L スーパーロー
スーパーローは、その名前からもわかるように、低い車体を活かした絶妙なシルエットが魅力の一台だ。705mmと低くセットされたシート、前方へと自然に手を伸ばした位置にあるバーハンドルによって生まれるライディングポジションは、ビギナーや女性でも扱いやすいという一面も見せ、フロント18、リア17インチというタイヤからもたらされるハンドリングは、軽くて素直なものだ。
初代の登場から60年以上もの歴史を持つスポーツスターは、シンプルかつスポーティなパッケージングを持ち、はじめて手にするハーレーとして、またはカスタムベースとして、昔から高い人気を誇る。円熟期とも言えるエボリューションエンジンは883ccと1,202ccが用意され、滑らかでありながらアグレッシブな一面も併せ持つポテンシャルを秘めている。ボバースタイルを持つフォーティーエイトはもはや定番と言えるほどユーザーに受け入れられており、一方でクラシックでありながら近年のカスタムシーンを意識したアイアン1200、カフェレーサーを連想させるロードスターなど、幅広いスタイルのモデルをラインナップしている。
スーパーローは、その名前からもわかるように、低い車体を活かした絶妙なシルエットが魅力の一台だ。705mmと低くセットされたシート、前方へと自然に手を伸ばした位置にあるバーハンドルによって生まれるライディングポジションは、ビギナーや女性でも扱いやすいという一面も見せ、フロント18、リア17インチというタイヤからもたらされるハンドリングは、軽くて素直なものだ。
低く構えたバーハンドルや、小ぶりなタンク、タック&ロールシート、そして全体的に粗削りかつブラックアウトされたスタイリングによって生み出されるスポーツスターらしいラインと、定番ともいえるオールドスクールなカスタムメニューを兼ね備えた一台。4色用意されたカラーバリエーションは、どれもストリートに映えるものばかりだ。
その独特ともいえるスタイリングがユーザーに受け入れられ、今や定番モデルとなったフォーティーエイト。1200cc空冷Vツインエボリューションエンジンは、力強いトルクを発揮、さらにφ49mmを誇るカートリッジ式フロントフォークや、スクリュー式プリロードアジャスターを備えたリアショックなどで足まわりを固めたことで、タフなライディングを楽しめる。
フォーティーエイトをベースとしつつ、トールボーイハンドル(エイプバー)に換装し、1970年代を連想させるグラフィックタンクとされたファクトリーカスタムモデル。シート高は705mmで、スタンダードなフォーティーエイトと比べ5mmほど抑えられており、そのシートとエイプバーによって生まれる大胆なライディングポジションは、ライダーの気持ちを高揚させてくれる。
1200CUSTOMは、元を辿れば90年代に登場したファクトリーカスタムの始祖的なモデル。搭載される1200cc空冷Vツインエボリューションエンジンは、ブラックのエアクリーナーカバーとロッカーボックスカバーが採用され、それらと対照的にクローム仕上げとされたデュアルショートマフラーが強いコントラストを打ち出す。その他にも専用パーツがふんだんにあしらわれた贅沢な一台だ。
低く構えたハンドルバーやガンファイターシートの採用により、前傾したライディングポジションとなるロードスターは、ファミリー随一のスポーティーモデルだ。そのスタイルは往年のカフェレーサーモデルをイメージさせるのに充分なインパクトを備えているだけでなく、フロントには路面追従性の高い倒立フォークを採用し、さらにはダブルディスクブレーキが奢られるなど、足まわりも強化されている。
アイアンというネーミングこそ、兄弟モデルにあたるアイアン883と共通ではあるが、ミニエイプバーやカフェレーサースタイルのシートが採用され、まったくと言っていいほど異なるライディングポジションや、ビキニカウル、ショベルスポーツ的なレインボーグラフィックなど、特有のキャラクターが与えられたアイアン1200。そのスタイルは70年代に流行ったチョッパーカスタムを彷彿させるものだ。