船場モータースで手に入れた、1935年式のIndian Fourカスタムを愛車に持つ、COBA。中学生のころに家の近所で見かけたIndianにインスパイアされ、それ以来ずっと憧れ続けてきたのだという。彼はこのIndian Four以外にも、同じく船場モータースで入手した1947年式のナックルヘッドに1957年式ハイドラ、さら1952年式のパンヘッドチョッパーも所有しているという生粋のビンテージフリークである。
「最初に手に入れたのは47のナックルヘッドなのですが、ハーレーを買う前に、まずはブーツが必要だと思ってWESCO JAPANに行ったんです。そこでウエスコ100周年のアニバーサリーモデル、センチュリーボスとゴートスキンを使用したジャパンリミテッドモデルに一目惚れして即購入。それからビンテージハーレーのことをいろいろ調べて船場さんのことを知り、47のナックルヘッドに出会ったんです。その時、実はまだ大型免許を持っていなくてナックルを契約してから免許を取りに行きました(笑)。このIndian Fourは、ずっと憧れ続けてきたIndianということで、どこか運命的なものを感じ、船場さんで実車を見て即決でした」
なかなか強烈なエピソードであるが、さらに現在、1951年式のハイドラサイドカーに1948年式WR、1942年式のナックルレーサーも船場モータースで商談中だという彼。所有するウエスコのラインナップもまたすごい。今回撮影用に履いていただいた15インチハイトのボスはラングリッツモデルで、この他、前出のセンチュリーボスにゴートスキンのジャパンリミテッドモデル、バーラップのラフアウトボス、バーガンディーボス、ブラウンロメオなどを所有し、現在オーダー中のブーツを含めると20足近いウエスコをコレクションしている。ラングリッツレザーズにも傾倒し、レザージャケットやレザーパンツも数多く所有しているという。
「ウエスコブーツはバイクに合わせて作っています。Indian Fourだったらこのボス、チョッパーだったらこのブーツという感じで。SLWが私のライフスタイルなんです。SLWとは船場さんのS、ラングリッツのL、ウエスコのWを取って自分で考えた造語なのですが、このSLWが似合う人間になりたいと常々考えています。50歳を機に、今までがむしゃらに頑張ってきた自分へのご褒美としてビンテージバイクの世界に飛び込んだのですが、それを起点に人生がどんどん広がっていきました。まだまだこの世界を突き詰めていくつもりです!」
取材協力:
船場モータース