20代の頃にスポーツ系バイクで峠を走っていたまるちんさん、「いつかはハーレーに乗りたい」という想いからヤマハ・ドラッグスター1200を経て、FXSTDソフテイル・デュースでハーレーデビュー。当初はツーリング仕様だったが、「走っているうちに、血が騒いだんです(笑)」と再び峠を走るようになり、現在のXL883Rに乗り換えた。
峠向けに仕上げるため、カスタムのベースは「トラッカー仕様」。車高を上げてチェーンドライブに交換するつもりだったが、2008年モデル特有の構造から各部位との干渉が発覚するなど、購入前には想定できなかった不具合が発覚したのだとか。それでも「よりイメージに近づけるため」、前後キャリパーをブレンボ製にし、リアサスペンションをオーリンズ製のリザーバー付きリアショックに交換。外装も含め、“より攻めるパパサン”へと変貌を遂げている。
「ビューエルに乗る仲間と走りに行くと、馬力に差が出るんですよ。やはりボアアップは無視できないですね」
とまるちんさん。フロントフォークのカスタムなど、イメージするスタイルへの要望はまだまだ尽きそうにない。