VIRGIN HARLEY |  さまざまなバイクカルチャーが根付いているオーストラリア・シドニー開催の「Throttle Roll(スロットル・ロール)」レポートトピックス

さまざまなバイクカルチャーが根付いているオーストラリア・シドニー開催の「Throttle Roll(スロットル・ロール)」レポート

  • 掲載日/ 2019年07月02日【トピックス】
  • 取材協力/Throttle Roll 取材・写真・文/河野 正士

オーストラリア・シドニー開催の「Throttle Roll(スロットル・ロール)」レポートの画像

会場は、シドニーの新しいトレンドスポットになりつつあるウォータールー地区にある古い倉庫。イベントバナーを見ても分かるとおり、今回のイベント開催にあたり、多くの二輪車メーカーがスポンサーに名乗りを上げた。

バイクカルチャーの新たな情報発信地
シドニーで開催された「Throttle Roll/スロットル・ロール」

5月18日、オーストラリア・シドニーで開催されたカスタムバイクショー「Throttle Roll/(スロットル・ロール)」。2013年にスタートし、昨年は諸事情で開催が見送られたものの今年は復活。通算6回目の開催となった。これまで紹介してきた欧州や北米のカスタムショーに比べるとその規模は小さいが、旧車から最新スーパースポーツまで、幅広いバイクカルチャーが根付いているオーストラリアでの開催であることから、注目を集めているイベントだ。

古い倉庫を利用したメイン会場は、オーストラリア中から厳選された50台のカスタムバイクが展示されていた。その展示方法は、等間隔で並べられたシンプルな展示台に車両を載せ、統一デザインの車両説明用プレートが置かれるだけ。そこに旧車から最新モデルまで、自転車から2000ccクラスの大型車まで、幅広いカスタムバイクをセットアップ。バイクのスタイルやディテールをシンプルに味わうことができた。

イベントはメインステージに上がるバンドのタイムスケジュールが発表されている以外は大きなコンテンツは無し。まさにカスタムバイクを楽しみ、そのバイクを肴にバイク談義に華を咲かせるだけのイベントだ。バイクの周りにたむろしているビルダーたちや、偶然同じバイクを見ていた見知らぬ人と会話しながらカスタムバイクを見る。本当に贅沢な時間だった。

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隣接する複数の倉庫を利用しイベントを開催。メイン会場は、駐輪場二階にあるカスタムバイク展示エリア。50台すべてを同じ展示台に載せ、シンプルに車両を見せていた。

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1969年式のアーリーショベルがベース。車両を手に入れたときから、リジッド化されたフレームにそのエンジンが載せられていたという。エンジンはリビルド。スタンダードの4速ミッションを使い、キックとセルのいずれでもエンジン始動を可能にしている。

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1985年式FXWGをベースにリアセクションを一新。リジッドバーでハードテイル化し、フロントにはスプリンガーフォークをセットした。エンジンはハイコンプピストンやハイカムでパフォーマンスを向上。シフトバーにクラッチレバーを移植している。

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1973年のショベルヘッドエンジンをベースに、そのファクトリーフレームを活かしながらワンオフで製作したハンドルをセットアップ。ハイコンプピストンにEキャブをセットする。

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磨きこまれたエンジンとスプリンガーフォークによって60’sのチョッパースタイルを見事に表現。エンジンやミッションはレストアされ搭載されている。

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現在アメリカで人気が高まっている2気筒市販車をベースにしたフラットトラックレース/スーパーフーリガンを見たビルダーが、それをオーストラリアでも再現しようと製作。タンクやシートは、スポーツスターにマッチするダートラスタイルを踏襲。あえて車体右側の低い位置にセットされたサイレンサーに本気度を感じる。

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ストリートロッドをベースにしたフラットトラックマシン。前後ホイールやタイヤをレース用に変更するとともに、オリジナル製作したエキゾーストシステムをセット。シートカウルも変更されている。

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昨年の横浜ホットロッドカスタムショーにも招待されたマシン。アメリカンビルダー/Jeff Leightonが製作。日本はもちろん、北米のショーを周り、いまオーストラリアにやってきたのだという。

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イベントは11時から22時まで。昼間には人だかりができ、ゆっくりと車両を見ることも難しいほどだったが、陽が沈んでからは人が落ち着き、さらには展示車両にスポットライトが当てられ、会場は幻想的な雰囲気に包まれた。

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