基本形は崩していないが、よく見てみると目立ったところ以外にもさまざまなカスタムが施されている。“攻めるFXDX”という基本コンセプトがはっきり伝わってくるこの1台はハーレーダビッドソン埼玉北が手掛けた車両で、2007年度のカスタムコンテストで見事に入賞した実績を持つ。
「カスタムコンテストへの出展を考えていたので、純正パーツをメインにやろうと思っていたんですが、意外に社外パーツを多く組み込んじゃいました(笑)」
デザインカラーはオレンジとブラックのツートンでまとめ、アクセントに赤いラインを入れたいかにもハーレーらしいテイスト。峠での走りを楽しむオーナーらしく、リアサスペンションがオーリンズ製36PRCLBに変更され、アグレッシブな形状のクリアキン製エアクリーナー「ハイパーチャージャー」やガンファイターシートなど、個性的なパーツを装着している。
「今の段階でほとんど完成形なので、あとはひたすら走るだけです」
さすがはコンテスト入賞を果たした1台だ、佇んでいるだけでも大きな存在感を放っている。