「ハーレーに乗るのは、これが初めて。というのも、元々ハーレーが好きというわけじゃないんですよ。ただ、訪れたショップに置いてあったこの車両に惹かれまして」
そう語るどんたさんの愛車は、ひとめ見ただけで「ダートラスタイル」というカスタムコンセプトが分かるほどの完成度を誇る。このXL1200Sは、リグニス(愛知県刈谷市)というバイクショップのデモ車で、出会った瞬間、オーナーの琴線に触れた。これまでカワサキのZ400FXやZ II、GPZ900Rといったスポーツバイクを乗り継いできたどんたさんに言わせると、「走りがいいわけじゃないです。でも、制動性やコーナーリング時の吹け上がりなどがZ IIに似ていて、その乗り味が楽しい」のだとか。
カスタムよりも走りを重視するオーナー。早朝ライディングを楽しむ彼にとって、もはや手を加える必要のないスタイルに仕上がった1台はちょうどいいようだ。