以前勤めていたカスタムショップで入手したショベルヘッドをベースに、1970年代のサンフランシスコで流行した、スタイリッシュな「フリスコ・スタイル」をイメージしてフルカスタム。サンティのリジッドフレームにエンジンを載せ、自身が思い描く姿に合うようさまざまなパーツを組み合わせて特別な一台に仕上げた。ホイールに目をやると、スポークが一本一本ツイストしているなど、細かい部分にもこだわっている。
「ほぼイメージどおりのスタイルにできています。特に気に入っているのがタンクのペイントで、塗り上がりのツヤや’70年代をイメージしたタトゥーっぽいデザインがいいですね。いずれは大きく様式を変えてオールドスクール風にカスタムしてみたいんですが、しばらくはこのスタイルを楽しんでいきます」
その背景に、古きよき時代のアメリカを思い描いてしまうような雰囲気を持つショベルだ。