12月2日(日)に開催され、過去最大級とも言える盛り上がりを見せた「第27回ヨコハマホットロッドカスタムショー2018(HCS)」。4年前の「Be Calm, Not Loud – Shizukani,」 から始まったキャンペーンは今年も引き継がれ、バイクでの来場は不可という状況ながらも大きな混乱を招くことなく今年も無事にショーを終えることができた。日本人のナマーの良さは世界に誇るべきものがあると強く感じる。
さて、HCS最速レポート第二弾では、出展された至極のカスタムマシンを中心にベンダーブースの模様をお届けしよう。歩くのもままならない超満員の会場の中、ショーに訪れた方も隅々まで見て回るのは困難だったはず。もちろんショーに行けなかった方々も含め、HSCレポート第二弾、ごゆっくりとお楽しみください!
名古屋から参加のデュアスカラスが手がけた1938ナックルヘッド。天をつくようなエイプハンガーと地を這うようなロングマフラー、そしてドクロのエンドが只ならぬ雰囲気を醸し出している。
BOOTLEGが持ち込んだツインカムFXRカスタム。走りを意識したクラブスタイルで足周りなどが強化されている。ゴールドのフレイムスが大きなアクセントとなっている。
青森県八戸市のオレンジスピードショップが製作したフルスクラッチカスタム。眩いばかりの全身クロームのマシンである。チェーンラインの換装や、マフラーの取り回し、シート下の処理など見所満載!
2001年式XL1200Sをベースに45DEGREESが手がけたこちらのマシン。HAMMER PERFORMANCEの1250ccヘッドにHSR42キャブ、前後GLIDEホイールなどで武装したハイパフォーマンスマシンだ。
こちらのクリーンなナックルヘッドはCREEKの作。前後のHリムやフォークカバー、フリンジ付きのダブルシート、オフセットされたエイプハンガーなど、こだわり多し。
ジャックサンズのコンセプトブースではデモマシンのパンヘッドカスタムにオリジナルパーツが展示された。
EVOスポーツベースのロングフォークチョッパーを持ち込んだYOSSY’S。ストレッチされたフロントフォークに6ベントバー、三段シート&シッシーバーで王道のスタイルに!
NAVY’Sが手がけたEVOスポーツのカフェレーサー。セリアーニの35mmGPフォークにHリム、左右振り分けのマフラーにロケットカウルのフォルムなど見所多し。
ROUGH製作のナックルヘッドボバー。ローダウンされたフォルムにショートリアフェンダー、フレームとタンクロゴのイエローがいいアクセントになっている。
FREE STYLE CUSTOM&CHOPが持ち込んだ1992FLSTカスタム。純正のソフテイルフレームを生かして徹底的に手が加えられている。このカスタムペイントにも注目だ。
イージーラーダースは、M8のストリートボブをベースにしたカスタムに、EVOスポーツスクランブラー、TCツアラーという3台のデモカスタムを展示。
2台のショベルカスタムを持ち込んだハマンズ。同店らしいオーセンティックなマシンであるが、ディテイルの作り込みも抜かりなし。
1946ナックルヘッドをベースに製作されたDENのマシン。これぞ「DEN」と思わず唸ってしまう仕上がりのマシンである。ストレッチされたステムにツインキャブ、リアフェンダーの造形も美しい。
FXRフレームを使用した5台のレーサー&ストリートモデルを持ち込んだジョイライド。ブースではプロモーションムービーも流され大きな注目を集めていた。
大阪から参加のFORCEはクラブスタイルのFXRカスタムとショベルチョッパーを展示。同店らしい走りを意識したマシンに仕上げられている。
ブルオリジナルが持ち込んだショベルスポーツのオフロードカスタム。前後のオフロードタイヤにスイングアームの換装、マフラーの取り回しなど、オフロードマシンとしての完成度が非常に高い。
ショベルヘッドをベースにSTANCEが手がけた一台。見せ場はなんと言ってもこの刺激的なリアエンドだろう。天をつくリアシートとフィッシュテールマフラーに絶句!
SATO MARINE CYCLEが製作したアーリーショベルベースのトラッカー。シャープなフォルムのアルミ製エクステリアとナセルはもちろんのこと、ブラック&シルバーのカラーリングも秀逸だ。
6台ものユーロハイエンドマシンを持ち込んだバッドランド。VロッドやTCベースのこのスタイルはマシンを見ただけで製作ショップが分かる、もはやバッドランドスタイルとも言えるものだろう。
そのバッドランドのカスタムマシンに華を添える蓮妃Queen。約1年振りとなるカスタムショーへの登場であるが、ブランクを感じさせないその表情は自信に満ち溢れている。
バッドランドのブースでは、こんな演出も! 来場者を楽しませるというサービス精神の賜物だろう。
グローバルワークスのブースでは怒涛のバガーカスタムに女性コンパニオンが華を添える。
オーナーサービスでこんなカットも!
四輪カスタムがメインのHCSということで、こちらもご紹介。ムーンアイズのBUICK LeSabreに1920年代のFordロードスター、フェアレディZなど多種多様なカスタムカーが!
今年のSPOTLIGHTとして行われた「Full Size Pickup Spectacular」ではFordやChevyのフルサイズトラックが集められた。この迫力たるや!
ここからはベンダーブースをレポート。オリジナルヘルメットが人気のオーシャンビートルのブースでは何やら新型フルフェイスヘルメットをリリースすべく水面下の動きがあるよう。そのオーシャンビートルのブースにはジャンクモーターもブースを出展。その隣はジャックサンズ。
ハーレー用パーツ専科、ガッツクロームのブースに、4Q CONDITIONING & ホワイツブーツのコラボブース、HAMMER SYCLE & HARDLY-DRIVEABLEブース、NOMAD CLOTHINGもブースを出展。
ヘルメット専科、グリーシーキッズのブースに、バイカーアパレルが人気のチップスカンパニー、大阪から参加のTHE WORLDのブース、イージーライダースのブースは特価品もあり大盛況!
鋳物パーツ専科フォークに、ニッチなオリジナルパーツが支持を集めいてる大神戸共榮圏のブース、ブラットスタイルのブースには車両も展示、BLUCOのブースは毎年大人気。
作り込まれたTROPHYのブースに、OWLのオリジナルパーツは海外からの参加者にも高い支持を得ている。カスタムマシンも展示されたサムズのブースに、シルバーアクセサリーで名を馳せるファーストアローズのブース。
今年のモーターサイクルショーSPOTLIGHTはパンヘッドカスタムをフィーチャーした「Eternal Panhead」ということで、至極のパンヘッドカスタムが集められた。
そのEternal Panheadエリアに展示されたシウンのパンヘッドカスタム。心臓部にはS&Sの88ci.エンジンが搭載されている。スムージングが施されたフレームにナロータイプのロングスプリンガーをセットアップし、美しいスタイリングを実現している。
同じくEternal Panheadエリアに展示されたTRASH DEPTの1960FLカスタム。VLフォークにエグリ加工が施されたピーナッツタンク&サイクルフェンダーをセットしたリアルチョッパー。
SURE SHOTが手がけたEVOスポーツカスタムはハイエンドパーツで武装。トラッカースタイルではあるが、まさにノンジャンルな一台に仕上げられている。
上質なレザーが張り込まれたシートにダウンドラフトのツインインジェクション、バックステップ&フルチタニウムマフラーはトランプ製、サスペンションは前後オーリンズで武装。
セレクテッドはクラブスタイルの2台のツアラーを展示。走りとスタイルを両立したハイエンドカスタムである。
3台のカスタムマシンを持ち込んだCYCLE WEST。クリーンなフィニッシュが特徴的なリアルチョパーである。ブースの雰囲気も作り込まれている。
仙台のチョッパー専科、コズミックは4台のマシンを展示。同店ならではのフリスコスタイルは決して色褪せることはない。