今期ニューオーダーショー
ナンバーワンカスタムの称号は誰の手に!
2018年9月17日(月・祝)に恒例の神戸国際展示場3号館で行われた「第13回ニューオーダーチョッパーショー2018」。好天に恵まれたこともあり、ショーは大盛況の内に幕を閉じた。今回の最速レポート第2弾では、出展された車輌を中心に、各雑誌アワードを獲得したカスタムマシンを紹介しよう。果たして今期ナンバーワンカスタムの称号は誰の手に! さらに目玉コンテンツであるPYCHOWHEELSプレゼンツの「BARBARIAN CIRCUS」でのオークションに加え、上条早樹による刺激的な「ROPE ART SHOW」の模様をお伝えする。
MCフォースが製作したショベルヘッドカスタム。スプリングフォークにスポーツスタータンク、サイクルフェンダーというオーセンティックな組み合わせであるが、パープルを基調としたカスタムペイントで個性的に仕上げられている。
同じくMCフォースが手がけたペンヘッドチョッパー。三段シートにアップスイープマフラーを合わせたリアエンドが見どころとなっている。
京都のホットチョップが持ち込んだアーリーショベルカスタム。フリンジをあしらったサドルシートにシッシーバー、鋭角的にカチ上げられたトランペットマフラーがポイントだ。
コチラのショベルショッパーも同じくホットチョップの作。やや後方気味にマウントされたエッグタンクがスタイリングの決め手となっている。
ストゥープMC製作のアーリーショベルカスタム。タイトに作り込まれたエクステリアとは対照的にマフラーは伸びやかに製作されている。ポイントはやはりリアエンドであろう。
カスタムファクトリーノイズは5台のハイエンドマシンを持ち込んだ。ツインカムにミルウォーキーエイトのチョッパーからバガーまで、バラエティーに富んでいる。
コアマシーンは3台のトライアンフチョッパーを展示。そのどれもがシンプル極まりないマシンであり、直球勝負のチョッパーだ。
シングルクレードルのメッキフレームが美しいショベルカスタム。丁寧な作り込みで定評のあるボディークリーナーが製作したというだけに、ディテールまで徹底的に手が加えられている。
今期ニューオーダーショーのカスタムコンテンツ、「The LID.」はフラットヘッドのUモデルが集められたスペシャル企画。どれも個性的なマシンばかりである。
The LID.に展示されたストゥープMC作のマシン。ストレッチされたフロントフォークにより、やや後ろ下がりのフォルムを形成している。
RTB MOTOR CYCLEとH-D TERADA MOTORS & PLAZA ITAMIのブースには6台ものマシンが並べられた。その仕上がりは言わずもがな。
エーシックスが製作したデモマシン。メタルワークが冴え渡るレーサーに仕上げられている。
アルミ叩き出しで製作されたタンクにミニカウル、マフラーはシートカウル下のセンターに取り回されている。エンジンはS&Sのパンショベル、キャブにはLキャブをチョイス。
エーシックスと合同ブースを出展したマンクスマンガレージが製作したKカスタム。アンティーク調のエクステリアでうまくまとめ上げられている。
会場内はご覧のように大盛況。関西のカスタムシーンはやはり熱い!
PYCHOWHEELSプレゼンツのアートショー、「BARBARIAN CIRCUS」のスペースも来場者でいっぱい。ヘルメットや携帯電話などにレタリングやピンストライプを入れてもらうこともできるので大人気。
お馴染みのシェイキンはグラストラッカーのフラットトラックレーサーを展示。毎年ニューオーダーショーのポスターを描いているWIDERANGEにM&K CUSTOM SIGNSもBARBARIAN CIRCUSに参加。
さらにHOODOOMAN、POTS DESIGN、モンスターファームというお馴染みのアーティストもBARBARIAN CIRCUSに出展。GRIMBはライブペインティングを披露!
お待ちかねのBARBARIAN CIRCUSオークション。チョッパーガールがオークションに出品されるアートピースをご紹介。
オークションにはお目当のアーティストの作品を目的に多くのオーディエンスが集まった。
ここからはアワードを獲得したカスタムマシンを紹介しよう。まずはバイブズピックを受賞したGarage Style 083のショベルカスタム。同店が得意とするカスタムペイントはもちろんのこと、その作り込みは圧巻である。
クラブハーレーピックを獲得したOKABOO MOTORCYCLEのクラブスタイルカスタム。シックなカラーリングであるが、インパクトは大きい。
ストリートバイカーズピックは平和モーターサイクルが手がけたBMWカスタムが獲得。ボリュームのあるフューエルタンクとフラットシートのバランスが絶妙だ。
チョッパージャーナルピックを受賞したハマンズのショベルチョッパー。60年代スタイルにこだわり続ける同店ならではの美しいチョッパーである。
バージンハーレーピックはRTB MOTOR CYCLEが手がけたミルウォーキーエイトカスタム。新型ソフテイルを早速クラブスタイルにフィニッシュ!
フライホイールピックを獲得したのはエーシックスが製作したショベルスポーツカスタム。ダートトラックレーサーのXRとボバーを融合させたようなスタイルのマシンに仕上げられている。
ホットバイクジャパンピックはThe LID.に展示された38Uが獲得。ノンジャンルのこのフラッティー、既成概念を覆すまさにオンリーワン!
ハイドラのナセルにベイツライトを組み合わせ、シートはジャンクモーターのバディシート、しかもフリンジ付き、キャブレターはFCRの二機掛けだ。
そしてビルダーズチョイスの3位を獲得したのはREVOLTが製作したナックルカスタム。ロングフォークチョッパーにこだわりを持つREVOLT渾身の一台。
ビルダーズチョイスの2位はTHE WACKが手がけたエストレアカスタム。まるでビーチクルーザーのような仕上がりに絶句!
そして今期ニューオーダーチョッパーショーのナンバーワンカスタムに輝いたのはラックモーターサイクルが製作したナックルチョッパーだ。このマシンは今期ジョインツのベストナックルヘッドも獲得している。
ハイマウントされたエッグタンクに、タイトなストレートバー、フェンダーストラットの処理も見事である。シンプルなタックロールシートも見逃せない。
ビルダーズチョイスの1位、2位、3位を獲得したビルダーのみなさま、おめでとうございます!
ショーのオーラスはみなさまお待ちかねのROPE ART SHOW! 過激すぎて申し上げ御座いません!!