「最初はスポーツスターが欲しかったのですが、サイズは、ダイナもそんなに変わらない。排気量も大きいので『こっちの方が楽かな』と思いまして。購入当時は、頻繁に大阪~広島を往復してたから、ラバーマウントのTC88が魅力的に見えたんですよ。でも、しばらくノーマルで乗っていると、もっと『細く小さく』できないかな、と思いて。少しずつコツコツと自分で触りはじめました」。
オークションで手に入れたXL用タンクを加工し取り付け、自分で色を塗る。10インチライザーでハンドルは高く、フットペグも高くマウント…いわゆる「フリスコ風」スタイル。一体どんな走りをするのか。
「つい飛ばしてしまう、そんなポジションですね。キャブレターもS&SのGキャブですから回して走るのが楽しい。いずれはカムやエンジンチューンもやってみたいですね」。
細く、小さく、落ち着いた色合いのこのダイナ。実は鋭い牙を持つ一台なのだ。