現行車のラインナップにはすでになく、街で見かけることは滅多にない希少車『ロードキング・ポリス』。もともとはヘリテイジ・ソフテイル・クラシックに乗っていたというオーナーの山本さんだが。
「前々から 『ブルースブラザーズ』という映画で見た向こうのパトカーがカッコいいなと思ってはいたんですよ。ヘリテイジも良かったんですが、やっぱりね。あとはエンジンがTC88でブルブル震えるってのも気になりまして。とうとう買い換えてしまったというわけです」。
念願かなって手に入れたポリスは、外装にはほとんど手を入れていない。
「大きくカスタムせず、このまま乗りたいんです。アメリカでは本物のポリスが使用している官公庁用の車両ですからね。ノーマルの仕様が気に入ってるんですよ。例えば、ポリスのサドルボックスは銃を手にしたまま、片手で開閉できるようになってる…とかね。まぁ、それでもマフラーは換えてしまいましたが」。
細やかな知識が、自分のバイクに一層の愛情をわかせたりするもの。カスタムもいいけど、愛車のことをじっくり知るのも面白そうだ。