快晴に恵まれた16回目の開催となる関東スポーツスターミーティング。
もはや夏日?陽光降り注ぐ厚木の河原に
434台ものスポーツスターが集結!
すっかり春の陽射しが心地よくなってきた絶好のバイクシーズン、16回目となる関東スポーツスターミーティングが4月22日(日)に恒例の厚木河川敷にて開催された。当日の天気予報では最高気温が28度となっていたが、実際に現地で体感した温度は30度を超えていたんじゃないかと思えるほどの暑さ! 今回、ウェブや雑誌での事前告知は行わなかった関東スポミーだが、開催の1時間前である9時過ぎから、続々とスポーツスターが集まってきた。
回を重ねるごとに、2003年以前のリジッドスポーツと2004年以降のラバーマウントスポーツの比率が変わってくるのが手に取るようにわかるこのミーティングイベント、なんと434台ものバイクが集結。今回特に目をひいたのは、一昨年デビューした新型スポーツスター「ロードスター」の多さ。オーナーズクラブ「ROADSTERS」が20台近いロードスターで乗り付けたこともあり、スポーツスターの新しいムーブメントを感じさせるシーンがそこにあった。さらにショベルスポーツ(アイアン)やリジッドスポーツなど新旧スポーツスターモデルが入り乱れ、さながら歴代スポーツスター展示会と化していた。
アパレルブランド「オリオンエース」やシートメーカー「ケイアンドエイチ」らも有志として出店する賑やかさ。そんな今回の模様をフォトレポートでお届けしよう。
会場はすっかりお馴染み、相模川三川合流地点河川敷(神奈川・厚木)にて。
広大な河川敷をスポーツスターがどんどん埋め尽くしていく!
誘導スタッフがブリーフィングを済ませた9時頃から続々と参加者たちが集まってくる。
それにしても暑い……。「熱中症には十分お気をつけください」と園内放送が入るほどの気温になった。もはや夏!
こちらは近年恒例となったXR1000オーナーズグループご一行。マシンから漂う風格が違う。
リジッドスポーツも続々と参戦。特にこのモデルはかなりカスタムされたマシンが多い。
一昨年日本デビューをはたした新型スポーツスター XL1200CX ロードスターも登場。
おっ……ロードスターが続く……。
ずらり続いたロードスターの列!こちら、ロードスターのオーナーズグループ「ROADSTERS」によるチーム参戦だった!
https://hdroadstercx.wixsite.com/xl1200cx-roadsters
ずらりと並ぶ倒立フロントフォークの存在感たるや! 着実に日本に新たなムーブメントを巻き起こしていることを予感させるカットだ。
2018年5月13日(日)、静岡・浜松にて初の全国ロードスターオーナーズミーティングが開催されるそう。詳しくはウェブサイトをご覧あれ!
https://hdroadstercx.wixsite.com/xl1200cx-roadsters/events/quan-guorodosutaonazumitingu
さすがは開催16回目、スタッフも慣れた誘導でオーディエンスを案内する。
9時から途切れることなく続くスポーツスターの波。
参加費は1,000円。スタッフは皆ボランティアで、運営費を差し引いて、すべて慈善事業団体に寄付される。
そして恒例の入場待ち渋滞が。特に今年は芝に土が撒かれており、かなり滑りやすいため慎重に誘導していたそう。
気持ちのよい青空、スポーツスターがずらっと並ぶさまは壮観!
入場ゲートのさらに前にもこれだけの行列が。行楽に来ていた一般の方々も「何事か」と驚いていた。
レディースハーレーにも登場してくれたhiroさんも来場。この暑さのなか、真っ黒なライダースとは……気合いを感じる!
https://www.virginharley.com/ladys/ladys090/
10時前の段階でこの埋め尽くし。春で快晴となれば、当然の集結っぷりか。
久々の再会、旧知の友との訪問、初めて見る旧車やフルカスタムマシンに見入る人など、シンプルなミーティングイベントだが楽しみ方は千差万別。
フルスクラッチのディガースポーツが登場! 入場時にはオーディエンスをざわつかせていた。オーナー曰く「とにかくディガーが好きで、いろんなショップの手助けを受けながらこの姿にたどり着いた」とのこと。もはや美しさしかない。
ロングフォークにマスタングタンクをマウントしたチョッパースタイルのリジッドスポーツ。サイケデリックなイエローグラフィックがマシンの個性を際立たせている。
東京・八王子のカスタムショップ「テイストコンセプトモーターサイクル」が手がけたバトルサイクロンも登場。あえてインディアンのロゴをデフォルメした遊び心にも注目!
ビンテージハーレーにインスパイアされたデザインを愛車に施すシーンが見受けられた。伝統のデザインはいつの時代のハーレーにも映える。
マシンと並んで個性が出るヘルメットのチョイスも重要。そこからオーナーの描く世界観が垣間見えるよう。
今回一番度肝を抜かれたのがこちら、BELL STAR2に悪魔的なツノが……おみそれしました。
「サイドウエイ」はハーレーのビンテージアイテムやアメリカのフリーマガジンなどを店頭に、古き良き時代のハーレーの世界観を演出していた。
その象徴として持ち込まれたのがレーサーXR750! 今なお語り継がれる伝統の一台にオーディエンスも釘付け。
老舗としてハーレーオーナーにはすっかりお馴染みとなったシートメーカー「ケイアンドエイチ」も社長自ら出店。
「SNSで見るアメリカの遊び方に触発されて」と、そのケイアンドエイチが遊び方のひとつとして手がけるモトクロッサー・スポーツにオーディエンスも驚きを隠せなかった。このあとボディメイクへと進むそうで、「今年のホットロッドショーに出店するかも」とも! 今から12月が楽しみだ。
同じく社長自ら参戦したのがアパレルブランド「オリオンエース」。春夏の新作に出血大サービスなセール品の数々に、ブースには常に人だかりが。
フォーティーエイトとニュー・ストリートボブの2台で乗り込んできたのは、神奈川・本牧のチューニングショップ「パインバレー」。新しいモデルを早速取り入れているところはさすが。
パーツメーカー「キジマ」は実際に自社開発したボルトオンパーツを取り付けたデモバイク(フォーティーエイト)を軸に、特価品を数多く持参。この暑いなか、設営から撤収まですべておひとりでされていたキジマ酒井さん、本当にご苦労さまでした。
「サウスベイストリートマシンズ」は目下セール中のフルカスタム・リジッドスポーツとXLCHを展示。旧車に興味を引かれるオーナーもやはり少なくない。
ギアレンチなどハーレー用工具を数多く持ち込んだのは「ミステリーツールズ」。
今回のケータリングは富士山朝霧高原の「富士ミルクランド」。静岡の方言「うみゃー(美味い)」から名付けられた「う宮茶」は、通常の倍にあたる成分から作られた超濃いお茶。飲んでみると……まるで気付けのように濃いお茶が喉を潤す!
関東スポーツスターミーティング恒例の缶バッチやワッペンが並ぶ。
ミーティング終盤、協賛からいただいたハーレー用アイテム争奪戦となるじゃんけん大会も開催。
そして恒例の集合写真も。皆さん、暑いなかよく集まってくださいました。
そして帰路へ。これからツーリングに向かう人、仲間とのランチに向かう人、家族サービスに向けて真っ直ぐ家路につく人と、こちらも目的はさまざま。
道中お気をつけて、また来年。
スタッフも暑いなかの誘導、お疲れ様でした。また来年もよろしくお願いします。