アエルマッキ。かつてハーレーが傘下に収めていたイタリアの二輪メーカーだ。そのイタリアらしい斬新なデザインは今でも根強いファンを持つ。このハーレーのオーナーもそんな1人。当時の純正パーツをうまく取り付け「古めかしさ」を追求し、造りあげられた。
「古めかしさを追求するだけではなく、オーナーさんが安心してどこにでも遊びに行ける、そんなショベルスポーツを造りたかったんです」。
ビルダーである『BLACKCHROME BIKEWORKS』代表の松本さんはそう話す。ボートテイル、60年代後半の純正タンク、ホワイトアウトされたマフラーと各パーツのチョイスも心憎い。もちろん、それだけではない。レバーやスイッチ類といった細かいところにも手が入る。『安心して遊びにいける』というコンセプトは、こういったところからも伺える。実にバランスの取れた1台だ。