「ノーマルの姿に惚れ込んで、乗り始めましたからね。あんまり外装をイジるつもりはありません。それより、コイツは日ごろのメンテナンスが大切な車両。そちらのほうを気をつけていますね」。
もう5年目になる中村さんの『ハイドラグライド』。愛車と一緒に経験してきた故障も1つや2つではない。ただ、それでも彼は「直し」、そして「走る」。
「別に旧車好きではないんです。もともと単車をイジるのが好きなので、クセのあるバイクに乗りたいと思ってただけで。コイツはそういう意味ではぴったりですね」。
最新式でストレスのない、鼓動を感じられる。だが、逐一手をいれてやって感じられる楽しさもある。
「壊れて腹が立つこともある。でも、それを超えて良いところ、悪いところすべて『受け止められる』。そうなると、これがまた楽しいんですよね」。