フリスコスタイル。大きくアップされたフレームに、高い位置に付くミッドステップ。ド派手なペイント。マニアにはたまらない1台ではないだろうか
「ほとんどがワンオフで作っています。もともとのベースは1981年式のFLH だけど、大体がS&Sで組み上げています。純正が残っているのは、クランクなどの腰下くらいじゃないですかね」。
まさに職人技のオンパレード。培ってきた技術、経験、勘。その全てが注がれたハーレーといえる。
「ただ、リジットフレームですし、シートも極薄。おまけにハンドルシフトだから、慣れるのには時間がかかりますよ。それにノーマルよりは確実に疲れます」。
それでも好きな形にしたい。それを誰が止められるのだろう。プロフェッショナルはただ全力を尽くすだけだ。乗り手が求めるものを作り出すために。