オリジナルのカスタムパーツはもちろん、ヘルメットなどライダーのファッションを演出するギアも精力的に開発している東京・江戸川のショップ TT & COMPANY。そうした展開から、パーツやギアの販売店というイメージをお持ちの方も少なくないかもしれないが、代表の高橋広之氏は「カスタム屋……というよりは、チョッパー屋でありたい。TT & COMPANY を語るとすれば、その言葉で十分だと思っています」と言う。
理想のスタイルは、アメリカでサブカルチャーとして一時代を築いた1970年代のチョッパー。オープンした1999年から2005年頃まで、TT & COMPANY はパンヘッドやナックルヘッド、ショベルなどの旧車を専門に取り扱っていた。しかしその翌年から「ある程度オールラウンドな店としてやっていこう」ということから、エヴォ以降の現行モデルまで幅広く手がけることに。ユーザー層の広さからスポーツスター色が強い印象があるが、「ハーレーであれば何でも触りますよ」(高橋氏)と語るとおり、全モデルのカスタムからメンテナンスまでサービス展開をしている。
「フルカスタムはもちろん、パーツやライダーズギアの開発にいたるまで、すべて1970年代の雰囲気を醸すことに主眼を置いています。現行モデルはそうしたチョッパーカスタムが難しい仕様になっているので苦心している点も多々ありますが、いかに自分たちの理想の姿に近づけられるか、オーナーからお預かりした車両を一層カッコよくカスタムできるよう、自分たちのイメージと提案力を磨いています」
プロの知識を得られれば、カスタムのイメージをどんどん膨らませることができる。現行モデルにチョッパーカスタムを施すのはなかなか骨が折れるが、TT & COMPANY がその手助けとなることは間違いない。
2010年式 XL883R
1977年式 XLCH
1997年式 XL883改
1970年代のチョッパーカスタムは誰もが憧れるスタイルのひとつです。しかし現行モデルは配線の多さやフレーム形状が変わったことから、オーナー様がカスタムに苦労されているという話を耳にします。TT & COMPANY はそんな現行モデルでも理想的なスタイルに近づけられるよう、提案力やパーツ開発に日々力を注いでいます。ぜひ当ショップのカスタム車両をご覧いただき、気になる車両や聞いてみたいことがあれば気兼ねなくご質問ください。
(TT & COMPANY 代表 高橋 広之)
住所/東京都江戸川区一之江3-14-3 1F
電話&ファックス/03-3655-0080
営業/11:00~20:00
定休/水曜
得意モデル/現行モデルから旧車まで全般