2011年に一度だけラインナップされたCVO ロードグライド ウルトラが、装いを新たにFLTRUSE CVO ロードグライド ウルトラとして再び登場した。
復活を遂げたロードグライド ウルトラと
ニューカマー ストリートグライドに迫る
純正パーツ&アクセサリーをふんだんに用いた至高の一台を――。CUSTOM VEHICLE OPERATIONS (カスタム ヴィークル オペレーション)の頭文字からなる究極のファミリー、CVOのモデルラインナップは昨年と同じ4モデルとされる。
FXSBSE CVO ブレイクアウトとFLHRSE CVO ロードキングが姿を消した一方で、カンパニーの2015年にかける想いが伝わってくるような新しい顔ぶれが登場した。本家ロードグライドとともに復活をはたしたFLTRUSE CVO ロードグライド ウルトラと、こちらも装いを新たにしたFLHXSE CVO ストリートグライドだ。いずれも過去にCVOモデルとしてラインナップを飾った経歴を持つが、以前のものを超える内容でリバイバルしている。そんな2モデルのスタイリングやディテールをチェックしていこう。
フォトTOPICS(写真点数/33枚)
01FLTRUSE CVO ロードグライド ウルトラ / レフトビュー。
02FLTRUSE CVO ロードグライド ウルトラ / ライトビュー。
03FLTRUSE CVO ロードグライド ウルトラ / フロントビュー & リアビュー。
04フロントマスクやLEDヘッドライトはベースのFLTRXS ロードグライド スペシャルと共通とされる。防風性をアップする高さのあるウインドシールドやオリジナルのフォークラインデザインが特徴的。
05オリジナルのエルゴノミックハンドルバーは、2013 FLTRXよりも約5cmプルバックしたものに。ややチョッパーライクながら、意外にもコントローラブルな印象である。
06クローム×ブラックのコントラストが印象的なスイッチボックス。ヒートグリップが標準装備とされる。
07タッチパネル式のモニターにBoom! Box 6.5GTインフォテインメントシステム(6.5インチタッチカラーディスプレイ搭載)が備わる最新仕様である。
08手動式のトリプルスプリットストリームベントが備わり、ライダーへの風当たりを自身で調整することが可能に。
09バーガンディブレイズ / タイフーンマルーンという同モデル専用のデザインカラー。この他、2バージョンのカラーリングが用意されている。
10前後ともヒーター付きシートを標準装備。ヒートグリップと相まって、冬場のツーリングも怖いものなし。
11ウルトラの名を冠した最大の特徴となるトップケースもご覧のとおり標準装備とされる。
12L字バルブとされるミラークロームスライサーカスタムホイールはCVO ウルトラリミテッドと共通。ブレーキはブレンボのOEM製品。
13エンジンはラインナップ最高峰に位置する『スクリーミンイーグル ツインクールド ツインカム110エンジン』。その排気量は1,801ccと最大級!
14水冷機能を備えるツインクールドには欠かせないラジエターは、ロアフェアリングに内蔵されている。
15ステップボードもCVO リミテッドと同じ仕様とされるスリップストリームコレクションのフットボード。
16高さ調整が可能になったパッセンジャー用ボード。サイズ感も申し分なし。
17近年、テールランプ一体型ウインカーが採用されることが多いハーレーダビッドソンだが、このCVO ロードグライド ウルトラはあえてクラシカルなものとされる。
182012年までラインナップに並んでいたCVO ストリートグライド。2015年、パワーアップしFLHXSE CVO ストリートグライドとして復活をはたした。
19FLHXSE CVO ストリートグライド / レフトビュー。
20FLHXSE CVO ストリートグライド / ライトビュー。
21FLHXSE CVO ストリートグライド / フロントビュー & リアビュー。
22『PROJECT RUSHMORE』のもと、新設計されたバットウイングフェアリング、通称ヤッコカウル。すっきりとした装備からか、トライバルデザインが一段と映える。
23フェアリング内には6.5インチカラータッチディスプレイを搭載。Boom! BOX Stage II オーディオも備わる。
24高級感あふれるハンドコントロール。スイッチ系統は他のツアラー系モデルと共通とされる。
25ウルトラバイオレットブルー / モールテンラーバフレイムという同モデルのみのカラーリング。この他、オリジナルカラーが3バージョン用意されている。
26かなり肉抜きされた印象のレザーインサート&カスタムステッチロープロファイルシート。足着き性は悪くない。
27アグレッシブな走りを印象づける5スポークミラークロームアグレッサーホイールは同モデル専用。
28ストリートグライド初となる排気量1,801ccを誇る『スクリーミンイーグル ツインクールド ツインカム110エンジン』を搭載。クロームメッキのほか、ブラックアウトされたエンジンのモデルも存在する。
29ツインクールドとセットになっているラジエターはロアフェアリング内に内蔵。従来のストリートグライドにはないロアフェアリングが備わっていることで、ツインクールドエンジンを採用することができたのだ。
30CVOツアラー共通とされるエアフローコレクションのフットボード。
31リアエンドのデザインはこのCVOストリートグライド専用と言っていい。この独特の風貌に惹かれる人は少なくないだろう。
32このサドルケース内蔵を含め、全部で12のスピーカーを持つCVO ストリートグライド。そのサウンドパフォーマンスはいかほどのものか、ぜひ体感してみたいものだ。
33オリジナルデザインとされるウインカー一体型テールランプ。後続車にリアを見せつける楽しみが増えようというもの。