「ライダーの正装」として、多くのハーレー乗りに愛される革ジャン。なかでもシングルライダースとダブルライダースは不変のスタンダードとして、今なお高い支持を集めている。そこで今季、KADOYAが提唱するのが「Choose your own taste」だ。従来のソフト/ハードといった革の硬さに加え、ゆとりのあるサイズ「B体」を加えることで、さらにバリエーションを増やした。
シンプルなデザインを持つライダースは、ハーレー乗りの定番として愛され続けるアイテムだ。しかし、シンプルかつ定番であるからこそ、KADOYAはその品質にこだわり、これまでもアップデートを繰り返してきた。
たとえば長い歴史で培われ、最適な着心地を作り出す「HFP(ヘッドファクトリーパターン)」はその最たるものといえるだろう。さらに、着込むほどに体に馴染む牛革「ハードステア」に加え、近年では着始めから柔らかく、それでいてステア独自の強度をしっかり保った「ソフトステア」が好評だ。同じモデルでありながらも、ライダーの好みに合わせて選択の幅があるのは嬉しい限り。
さらに、これまでのベーシックサイズに加え、ゆとりある身幅を持たせた「B体/WIDE BODY」が登場した。お腹周りが気になるライダーでもスマートに着こなすことができる、絶妙なパターン(型)だ。これこそが、変わらないようでいて変わり続ける……革ジャンとライダーを見続けてきたKADOYAのコダワリである。
普遍的なデザインを持つシングルライダース「FPS-1」は、ツーリングから街乗りまで、シーンを選ばず着回せるアイテムとして高い人気を誇る。ハードステアとソフトステア、さらにB体(ソフト)をラインナップし、より多くのライダーにマッチする。
背中には大きめのアクションプリーツを装備し、前傾が取りやすく動きやすい。また、ファスナーは袖口を絞りこみ、走行風をカットする。身体にジャストフィットする脇のベルトも見逃せない。
裏地はヘビーツイルとなっており、ハードな使い方にも耐えうるタフな仕様。中綿を使用したベスト型のライナーは着脱可能で、長い季節で愛用できる。他にも内ポケットの採用など、利便性も高い。
ダブルライダース「FPW-1」は着込むほどに馴染むハードステアと、気軽に羽織れるソフトステアの2種類をラインナップ。KADOYAの定番として、これまで幾度もアップデートを重ねてきた、安心の一着である。
襟のファスナーは下ろしていればワイルドに、上まで閉じれば防風防寒対策として効果的。秋から真冬まで、バイクライフを快適に過ごすことができる。
着脱式2層発砲ウレタン10mm厚の脊椎パッドを標準装備。ライダーを万が一の事態から守ってくれる。着脱式ベスト型ライナーはdupont社/Confor Max使用で防寒機能も十分だ。
クラシカルなポリススタイルジャケットをモチーフにしながらも、HFパターンを採用することでライディングに適した着心地を実現。革の厚みと硬さを好むライダーはハードステア、スタイルを楽しみつつ、楽に着たいというライダーにはソフトステアがおすすめだ。
肌触りが良く首元を暖かく包み込む襟ボアは、ドットボタンでしっかりと装着できる。着脱式ベスト型ライナーと相まって、真冬も快適に過ごせる。ボアの有無で2つのデザインを楽しめるのも魅力。
脇部分には三角マチを装備し、編み上げ式サイズ調整機能によってライダーの体にフィットする。前傾姿勢でも背中が露出しないよう、後ろ身頃が長くなっている。裾にはベルト装着用のループが付く。
低反発スポンジによるパテッドが重厚なイメージを高めるダブルライダース。ハードステアは極めて頑強な着心地だが、HFPの採用によってライディング時のストレスはない。とはいえ、ワイルドなルックスと楽な着心地を求めるなら、やはりソフトステアがおすすめ。さらに、身幅に余裕のあるB体もラインナップされている。
シンプルなシングルライダースをベースにしながらも、サイドの編み上げと外当てパテッドによって高いデザイン性が与えられた一着。ハードステアはこのジャケットが持つ堅牢なイメージそのままで、ソフトステアはワイルドなデザインとは裏腹に、はじめから羽織りやすい。もちろんHFP採用で、どちらもストレスなくライディングに集中できる。