ボンネビルに挑みます!
福岡県北九州市に居を構えるインディアンオレンジモーターサイクル代表、小田浩司。今年15年目を迎える同店はショベルヘッドを中心にパン、ナックルからEVO、ツインカム、スポーツスターまで取り扱う守備範囲の広いカスタムショップとして九州のハーレー乗りから大きな支持を得ている。日々の忙しい仕事の傍ら、急ピッチで彼が今仕上げているのがナックルヘッドのボンネビルレーサーである。
「エンジンはS&Sのナックルで、排気量は1,600cc。圧縮比を上げてハイカムを組み込み、ヘッドのインテークを加工してデロルトのツインキャブ仕様にしています。フレームはスチール製のワンオフ。フロントフォークはセリアーニの35mmGPフォークをローダウン。これからアルミ叩き出しのラムエアボックスとベルトガードを製作し、フレームと外装をペイントして近日中に完成させる予定です。このナックルで今年8月に開催されるボンネビルスピードウィークの最高速を狙います!」
初チャレンジとなるボンネビルソルトフラッツで、排気量1,650ccのA-PGクラスレコードを破る、時速280kmの突破を目指し、現在車両の最終調整に差し掛かろうとしているわけだ。「計算上はいけるはず」と手応えを感じているという。10年来の夢だったボンネビルソルトフラッツに挑戦する彼の足元をかためているのはウエスコブーツである。
「20年くらい前に手に入れたのが、はじめてのウエスコとなるオールラフアウトのジョブマスターでした。今履いているこのボスは、2年くらい前にカスタムフィットで制作してもらったものです。100番ソールにダブルストラップ、耐久性を考えてレザーライニングを取り付けています。はじめは硬くて手こずりましたが、1週間もすればすぐ足に馴染んできました。立っているときの安定感が抜群。バイクに乗るときは100%ウエスコを履いています。もちろん、ボンネビルにもこのボスを履いて挑みます!」